2013年8月14日 485系「にちりん」を撮る

〇撮影&執筆:リン

 多客期に運転される485系国鉄色の「にちりん」。この組み合わせ自体は一昨年の正月に今回と同じく小倉地区で、定期運用末期に宮崎地区で撮影済みなのですが、狙える機会があるのならばということで出向くことになりました。
 お盆の運用変更によるネタとして高松のキハ185系「いしづち」「しまんと」も捨てがたいネタではあるのですが、車両の寿命などを考えるとこちらはまだしばらく続きそうな気がするので見送りました。

 下りの始発電車で福山を出発し、三原から「こだま721号」、広島から「みずほ601号」に乗り継ぎ小倉へ。「みずほ601号」はお盆と言うこともあって自由席は立ち客が出るほどの盛況ぶりでした。

 ちなみに、8日の東京から帰る際の新幹線で使った乗車券の区間を小倉(北九州市内)までにしており、今日14日がこの片道乗車券の有効期限最終日でした。
 途中下車の概念からは全く異なりますが、規程上は何ら問題ありません。

 小倉に到着後、西小倉へ移動。貨物が来れば撮影するつもりでしたが、やはりお盆休みで軒並み運休の様子。

代わり、というわけではありませんが九州鉄道記念館10周年記念ラッピングを施された811系には会えました。というかこのまま博多に行ってしまい、この編成はこれっきりでした。


西小倉に出向いた目的の1つがこの回送列車。朝ラッシュで日田彦山線の運用を終えた車両を鹿児島本線経由で直方へと回送させており、キハ147形をキハ31形で挟むという特徴的な編成で運転されています。


 ちょっと時間が空くので一旦小倉に戻ろうとしたところ、乗車したのが最新鋭の817系3000番台でした。真っ白な車体と車内のLED灯が不思議な感じでした。

 朝ラッシュも終わり、データイム運用で代わり映えのない車両ばかりになるので、「にちりん」を撮影する場所を探して小波瀬西工大前まで往復した上で城野に決定。行橋までの各駅の中では数少ない、列車の進行方向左側から撮影できる割と有名な駅撮りポイントでもあります。


 「にちりん82号」はほぼ定刻に城野を通過。先頭車化改造のクモハ485-5が先頭に来る列車で、後述の82号とはいろいろと違う点がありどちらから撮っても面白い列車です。

 折り返しの「にちりん83号」も城野で撮影するつもりでしたが、しばらく来ない間にいろいろと標識などが増設されたようで撮影しづらくなっており、仕方なく光線状態が多少悪くなるもののキッチリ撮影できる朽網へ移動。…一昨年と同じ場所です。


 こちら側は貫通扉が埋められている程度で割と原形に近い顔。ほぼトップに近い光線ですがバッチリ。

 さて、夕方の2往復目までの時間を使って門司港へ向かいます。


門司港駅舎は昨年より大規模な修繕工事中。現在は全くその姿を見ることは出来ません。5年後には綺麗な姿を見せてくれる予定なので、それまでの辛抱です。


 お笑い芸人ではない方のバナナマンです。
 隣の黒いのは昔はいなかったような気がするのですが、「エコと節電の使者 バナナマンブラック」とのこと。黒いバナナって腐ってるんじゃ…

 ちょうど昼時だったので焼きカレーでもと思ったのですが、案の定どこのお店も満席。かと言ってコンビニ飯で済ますのも味気ないと言うことで、昨年所長一行が訪れた際に召し上がったという「天正」さんの「名物どんどん」をいただくことに。
 ボリューム満点の天丼を卵でとじた一品で、食べ応えもあり非常に美味でした。鶏天が入っているのも意外性があって良かったですね。


 店を出たのが1時半過ぎだったので、ちょうど「潮風号」が九州鉄道記念館駅に戻ってくるところでした。スイッチャーで普通のサイズの客車を牽いているので本当にトロッコ列車のように見えます。乗ってみたいのですが、今回はパス。何せ人が多くて…。


 そして九州鉄道記念館へ。2006年末に訪問して以来でしたが、今日はお盆で非常に賑わっており、それ自体は結構なことなのですが撮影するには非常に不向き。適当に見て回って、カットモデルの運転台など撮影できるはずもなく早々に撤収しました。というか意外と「にちりん90号」までの時間が多く残ってなかったので…。


 「にちりん90号」はどこで撮っても逆光になるので、西小倉入線を鹿児島本線ホームから撮影。超望遠レンズがあればもっと別な構図もあったのですが、普通に引きつけて撮影しました。

 後続の普通電車で小倉に向かい停車中の列車を撮影してそのまま見送り、帰途へ。こっからがまたハードです。
 行きはキハの回送もあり新幹線ですっ飛んできましたが、そんなに贅沢できないので帰りは青春18きっぷでのんびりと苦行。下関から岩国、広島と乗り継ぐ行程で乗り継ぎを含め所要6時間ちょっと。特に下関〜岩国は3時間乗車ということで、ボックスシート車が来たらどうしようかと思っていましたが、何とかクロスシート装備のN-01編成(115系3000番台トップナンバー)に巡り会えました。

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