2014年3月10日 徳島を新幹線が走った日
〇撮影&執筆:リン
プレスリリースの時点で物議をかもし、今月になって車両が出場すると各種メディアでも大きく取り上げられた「鉄道ホビートレイン」。今月15日からの予土線での運行開始を前に、JR四国全線をお披露目走行するという異例の対応からもJRの本気が見て取れます。撮る側としては予土線で運転を開始してからゆっくり行けば…とも思ったのですが、予土線ではないところを走行するのはそう滅多にあることではない、ならば撮っておかねばなるまいということで出撃となりました。
福山を2時半に出発、途中の倉敷で給油をしあとは国道11号経由で徳島までノンストップ5時半すぎに着。コンビニの駐車場の片隅で仮眠を取り、N2000系5両編成の「うずしお4号」を撮影するなどして時間を潰します。
量産先行車の2424が先頭とはありがたいですね。
…ホビートレインの回送が10時台なのでコレに間に合えばよかったのですが、深夜帯の車が少ない時間に移動しておいた方がいろいろと楽なのでつい夜中に移動してしまいます。
さて、沿線での撮影に先立ち、徳島駅へ。事前の情報ではホームの真正面に留置されているとのことだったのですが…
いました。
3番線・4番線に到着した列車から降りてきた人もカメラを向けるほどの圧倒的存在感です。そもそも徳島にはキハ32形が来ないのでノーマルの状態でも相当に目立つのですがこれは…。
本日の鉄道ホビートレインの走行経路は徳島〜海部〜徳島〜阿波池田〜多度津というルート。そんなわけで牟岐線での久々の撮影ですが、道も場所も不慣れなのであっさり追っかけ放棄。牟岐付近で撮影することにし、早めに南下。
時間が余ったので、一旦海部まで向かってASA-301を撮影しておきました。というか3年前の訪問時もコイツでしたが、もう1両はちゃんと動いてるんでしょうか?
そして引き返し、辺川〜牟岐にある有名なポイントへ。到着した時は誰もいませんでしたが、追っかけ組がどっと押し寄せ10数名での撮影となりました。
…が。
曇った。
背後の山を見ていただければ分かる通りの天候だったのですが、まさかの展開でした。
牟岐での長時間停車の間に次のポイントへ移動しますが、こんな残念なことになってしまったので阿波海南駅のホームに上がる階段で無難に済ませました。
ここは良い天気でしたが強風が吹き荒れていました。
程なくして海部で折り返してきたのを真正面から撮影しようと引き続き阿波海南に残りましたが、久々に引っ張り出した300mmレンズの設定を間違え撃沈。
ただ、失敗を悔やんでいる暇もありませんのでさっさと移動。
当初は一気に阿南まで向かうつもりでしたが、途中で簡単に追い抜けたので由岐〜阿波福井で撮影。1両がちょうど収まる程度のスペースがありました。
結局、阿南へは10分ちょっとの余裕で先回りできました。ここで「むろと3号」との交換待ちで10分程度の停車があります。
このあたりから雲行きが怪しくなり、時折みぞれとなる荒れ模様に。
個人的に構造が気になっていた前照灯。元々のを上げ底のような感じで改造しているようです。
車内もホームから覗いてみましたが、いろいろと趣向が凝らしてあるようで乗っても楽しそうです。
「むろと3号」との並び。徳島らしさをどう表現するか迷った結果、牟岐線特急との並びで済ませてみました。これなら一目見て徳島と分かってもらえるはずです。
さらに徳島線内へ追っかけを続行しますが、徳島市内を抜けるのに時間がかかり追いついたのは山瀬駅での停車中。
先ほど失敗した真正面からの撮影のリベンジと言うことで、川田駅の東方で撮影。ちょうど雲が切れて良い光線になったので普通に撮影すべきか迷いましたが、上手いこと撮影できたのでこれで良し。
穴吹や江口での交換待ちを利用し再度追い抜き、最後は辻〜佃で。ここは動画専用で挑戦してみました。
良い具合のS字でした。何も考えずに振り向いたせいで最後に工事の看板が堂々と映ってしまいましたが…。
これで全て終了。阿波池田〜多度津は日没後になる上にロクな場所がありませんのでカットし、三好市内のコンビニから福山までノンストップで帰宅しました。