2014年4月10日 早朝の伏見稲荷、京都市営地下鉄と中二病ラッピング電車

〇撮影&執筆:リン


高槻のネットカフェを5時前に出たあと、いかにして時間を潰すか考えた結果、特に拝観時間が定められていない伏見稲荷に出向くことにしました。現地着5時40分。流石に早すぎたのか、散歩やランニングに勤しむ地元民しかいません。


 あちこちにポスターが貼られていましたが、今年1月にいくつかの末社などが重要文化財の指定を受けたようです。従来は本殿のみでしたが、稲荷信仰の隆盛を今に伝えるものとしての価値が認められた形のようです。


そして伏見稲荷と言えばここ、千本鳥居。日中は観光客の姿が絶えることのない場所ですが、流石に6時では人気もなくまさに独占状態。


じーっくり歩いて存分に味わわせていただきました。


 そして奥宮の脇にある「おもかる石」。願いを念じながら石を持ち上げ、思っていたよりも軽ければその願いが叶い、重ければ叶わない…とのことでしたが、「30歳までに結婚できるか」と思いながら持ち上げたところ重く感じてしまいました。
 …あと2年はどうにもならないんですね。


 肝心の社殿は撮ったかどうだかイマイチなので、軽くのご紹介。上写真は外(げ)拝殿。この背後に内拝殿と本殿があります。


 白狐社。末社ではありますが、他の末社とは社格が違うらしく、文化財指定としても附の扱いではなく正式な指定を受けています。それにしても早朝の神社というのはやはり気持ちが良いですね。空気が澄んでいて心が洗われるようです。
 この後の京都に向かう奈良線103系は普通に通勤ラッシュの様相を呈しており、洗われた心もすぐに戻ってしまうのですが…。

 伏見稲荷を後にし、奈良線経由で京都に戻り、地下鉄に乗り換えて竹田駅へ直行。


京都市営地下鉄烏丸線と近鉄京都線が接続する駅ですが、朝ラッシュをものともせず撮影に勤しみます。…と言っても10系しかいないのであっという間にネタ切れなんですが。


 それでも時々1・2次型とそれ以降の車両とが並ぶので、それなりに退屈はしません。一応近鉄特急も通過はしますし。


また、数は多くないながらも近鉄車が烏丸線に直通する運用もあるようです。この3200系と3220系が出入りしているようですが、朝ラッシュ時に見たのは各1本ずつでした。


 さて、本日のお目当てはこちら。「京まふ」こと「京都国際マンガ・アニメフェア」のラッピング車で、京都を舞台としたアニメのうち「有頂天家族」「いなり、こんこん、恋いろは。」「京騒戯画」「劇場版薄桜鬼」の4作品の主要キャラクターがラッピングされています。
 ご丁寧に両サイドで内容が分かれており、折り返し駅となりかつ撮影しやすいここで待ち構えていたという次第。




とは言ってもすぐさま隣のホームに電車が入線してしまうので非常に撮影しづらい。そもそも全面ラッピングでもないので、撮影には不向きなんでしょうな。地下鉄だし。


 マトモに見たのが唯一「有頂天家族」。原作はラノベでもコミックでもない、普通の小説でしたがなかなか面白かったですね。


 オマケ。京都市交通局さんも妙な方面に力を入れているようです…が、それなりに前から頑張っているようですね。キャラデザはずいぶんと変わったようですが。

 さて、竹田駅を近鉄線経由で離れ、次に向かったのは山崎駅東側の宝寺踏切。


 アウトカーブを望遠で切り取る大好きな構図を安全な場所から撮影できるポイントです。

 ここに向かったのはEF510形500番台牽引の3096レが来るということで、それの撮影だったわけですが…後から知ったのですが何故かお目当ての3096レだけ2時間ほど遅れていたようで、全く姿を見せませんでした。
 まあ、本来なら日中には見られなくなったEF81形の代走を撮影できたのでまずまずというところでしょうか。東海道本線の貨物もEF210形だけじゃなくいろいろ来たので飽きはしませんでした。

 10時30分頃に諦めて移動し、何故か石山ではなく膳所で乗り換えて石山寺駅へ。


本当はこれに乗って石山寺駅へ来るつもりだったのですが、1本早かったので入線から撮影できました。

 うーん…凄い。けいおんの時もでしたが、手を抜くと言うことを知らないのでしょうか。


 車内は更に凄いことに。
 中二病世界→現実世界への扉には「現実世界(リアル)へ戻るというのか…!」。


 その逆の現実世界→中二病世界へは劇中でもほぼ毎回出てきていた「バニッシュメント・ディス・ワールド!」が。デフォルメ六花ちゃんぐうかわ。


 ヘッドマークも両端で違うのがついてましたが現実側を撮り忘れました。






こんなもん街中走ってたら注目度は抜群でしょうな…。一般の方もカメラ向けてますし。京都を旅行中の外国人の方々も山1つ挟んだところにこんなクレイジーな電車が存在するとは夢にも思いますまい。


上の写真でもチラッと見えてますが、車内も大体こんな感じ。ひらパー兄さんの存在感…。

中二病ラッピング電車で石山寺を離れ、どっかの駅ですれ違った「ちはやふる」のラッピング電車との並びを撮りたいと考え、時刻表を眺めた結果、皇子山か別所のあたりで交換しそうなので皇子山まで乗車。


…が、実際は別所駅で交換するようだったので別所駅まで徒歩移動。ちょうど市役所の真ん前なんですね。

 坂本方面も電柱の間から撮影できました。この日は京阪特急色が運用入りしていなかったのですが、坂本ケーブルのラッピングを施された編成が運用入りしていました。


7分半間隔なのでそんなに退屈することもなく、石山寺で折り返してきた「ちはやふる」編成が到着。


 狙い通り並びました…が、踏切やらの関係で遠い。そして何だかよく分からない。パンタグラフをフレームアウトさせた方が良かったのかも知れません。

 これを以ておおよその撮影は終了。電車移動も考えましたが、併用軌道でも撮影しておきたかったので浜大津までさらに徒歩移動。


途中、たまたま琵琶湖疎水の脇を通りかかったところ見事な桜でした。ちょっと散ってしまっていましたがそれでも見応え充分。


浜大津付近で数本撮影し、最後に中二病編成を迎えて終了。膳所まで戻り、JRで移動します。


 移動先は岸辺。223系「軍師官兵衛」ラッピング狙いでしたが運用を読み違え、ここでは撮影できず。
 代わりに試運転線でU@techが試運転していました。


急加速→急減速、という動きを何往復かこなしていました。2012年秋以来の撮影でしたが、基本的には姿を見せないのでありがたいサプライズでした。


 さらには貨物線を工臨が通過。突然のことでホームを移動することもできず、ど真ん中に電柱が刺さる最悪な構図に。
 この後、何度か追い抜いたり追いつかれたりしましたが撮影したのはここと東淀川だけ。


ちなみに「軍師官兵衛」ラッピングは東淀川で工臨を待っていた時に快速で下っていたので、姫路で撮影しておきました。

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