2014年6月15日 JFEスチール専用線と水島臨海鉄道のイベントを堪能
〇撮影&執筆:リン
松屋で朝飯を食べ、倉敷へ向かう前にちょっと寄り道。向かったのは東福山駅東方のいつもの跨道橋。東福山で後続の貨物列車を待避して発車してきた2074レはEF66 24の牽引。これ狙いではなかったのですが、光線・積載量とも上々で嬉しい1枚になりました。
東福山での入換を担当するDE10形の送り込みを兼ねた2753レ。DE10形の貴重な本線運用なのですが、朝早いこともありなかなか撮影できません。
一応、この2753レも狙いではあったのですが…入れ替わるようにお目当てのモノが向かってきました。
山陽本線の手前、JFEスチール専用線を行くDD40形。これが撮れるということで急遽の寄り道でした。
山陽本線をアンダークロスしていく際にレールを積んだチキが東福山構内に進入しているのが見え、JFEからのレール出荷があったと判断=復路の運転が見られるということで待機した結果、予想通りに来てくれました。
ちなみに復路がすぐという予想がついたのは、大学生時代に普通電車の中から一度だけ目撃していたため。ちょうどそれが朝だったので、今もそんなに変わらないだろうという推測からでした。
基本的にレールの出荷がある日のみの運転で、その運転日は完全に不定。私も福山に住んで5年になりますが、もちろんこれが初めての撮影です。
機関車は1号機からこの3号機まで3両所属しているようですが、全車見るのは相当難しいでしょうね…。前述の通り、運転日が完全に不明なので毎日張り込まない限りは撮影自体が難しいわけですし。
ちなみに出荷した際に空車のチキがあればそれを牽いてJFEに戻っていくとのことで、この日も4両を牽いていきました。
専用線と言えば岩国の日本製紙のものがDD16形と同型の機関車も見られるということで、こちらも撮影しておきたいですねー。 先月から運用入りしたキハ37・キハ38ですが、残るキハ30 100は予備かつ非冷房と言うこともあり全検を受け整備されていたものの運用には就いていませんでした。
今回、団体臨時列車ながらこのキハ30 100を初の営業運転に投入することとなり、運転日がたまたま公休になったので乗車する方で参加してきました。
受付を済ませ、倉敷貨物ターミナルに入ると既に編成がスタンバイ。本日はこのキハ30 100+キハ37 103+キハ38 104という3両編成で倉敷市まで1往復運転されます。
発車まで30分ちょっとあるので車内を見て回ります。キハ38の中吊りには各車のポスターが掲示されていました。
車内の扇風機も水島仕様になっていました。
キハ30・38の前後扉とキハ37の扉にはキハ20と同じくドア扱いスイッチが増設されていました。車内の改造はこれとトイレの封鎖ぐらいでほぼ手つかずという感じでした。
先ほどの洗浄線から乗車して出発。途中、交換駅の水島・弥生・西富井ではドア扱いもあり、僅かばかりの停車時間に反対側のホームまでダッシュして編成全体を撮影。
これと次の写真は西富井駅での撮影ですが、階段の昇降はなかなかハードでした…。
反対側のキハ38形側から。この編成なら沿線での撮影も楽しかったでしょう。
復路の弥生駅。水島臨海鉄道線の交換駅3駅は全部高架駅なので撮影は楽ですがホーム間の移動はハードです。
再び倉敷貨物タの洗浄線に戻ると、キハ20形が既にスタンバイ。このまま撮影会となりました。
キハ203・キハ205ともエンジンがかかった状態でヘッドライトも点灯させており、展示位置をずらすためにいくらか自走する場面もありました。
しかしこうして見ると本当に色が違いますね。キハ205のクリーム色はキハ37など最近の車輌に施された色よりも明るく、逆にくすんだ色のキハ203と連結していると随分違和感がありました。
まあ、キハ203も新天地が見つかったとのことでそちらでも頑張って欲しいものです。レール繋がってますし、ひょっとしたら甲種輸送の可能性も…?
その他の車輌は撮影会の対象ではなかったものの、検修庫以外ならある程度自由に撮影可だったのでDE70形などもこの機会に撮影しておきました。
まあ、朝の貨物でいつでも撮れるのですが、第1エンド側はそう簡単には撮影できないですからね。
キハ37 101+102の水島色コンビは撮影しやすい位置にいました。
ちなみにそれぞれの車輌に装備されていた車輪止めですが、キハ37 101にはキハ204、キハ37 102にはキハ208のものがそれぞれ転用されているようでした。
そんなこんなで12時30分にはイベント終了、解散。特に他のネタもありませんので、早々と福山へ帰りました。
わずか3時間のコンパクトなイベントでしたが、大体のイベントが週末に来るだけに参加できただけでも満足。さらに恐らく滅多に動かないであろうキハ30形に乗車できたのも良い経験でした。