2014年7月28日 暑中見舞いに真夏の大井川へ突撃

〇撮影&執筆:リン

 昨年、真っ青な車体に巨大な目と蝶ネクタイという出で立ちで運転された大井川鐵道の「SLくん」。これはこれでかなり話題をさらいましたが、今年は「きかんしゃトーマス」での運転と言うことで昨年以上の注目度となっているようです。
 煤煙や雨で塗装が汚れる前に行かねば!ということで、運転日と私の休みが重なった最初の日にさっさと出撃することにしました。

 前日のうちに高槻まで移動し、翌朝の始発から移動を再開するといういつものパターンで静岡に8時10分着、即折り返して金谷には8時49分に到着しました。  静岡からの普通電車の車内でも薄々感づいてはいましたが、トーマス列車に乗るであろう親子連れの多いこと多いこと…。夏休みだからかな、とも思いましたが大半が未就学の子どもばかりなので曜日は関係なしでしょう。
 強いて言えば、祖父+母親+子ども、という組み合わせが若干多いように思います。パパはお仕事。
 さて、今年春のダイヤ改正で大幅減便となってしまった大井川鐵道本線ですが、少ないなら少ないなりに動きを工夫すれば良いだけの話。
 とは言うものの、往路は何の捻りもなく毎度お馴染み福用のお立ち台へ。

 昨日までの猛暑の影響が心配されましたが、気温こそ少々高いもののかなり良い具合に風が吹いており、加えて日陰もあるので非常に快適でした。


 待つことしばし、遠方から汽笛を響かせてトーマスがやって来ました。てっきり機関車だけかと思いましたが、客車まで塗り替えるというのはなかなか凝った演出です。
 尤も、原作のトーマスはここまで大量の客車を牽くことはなかったような気もしますが…。
 この場所だといつもは逆光に漆黒の機関車で露出設定に悩まされるのですが、明るい色合いの車両なので却って撮りやすい感じです。  


 せっかくなので動画もどうぞ。

 本日はこの後もう1本SL列車があるのですが、千頭駅を覗いておきたかったのでトーマスだけ撮って撤収。


 千頭駅に着いたら凄い人の数!SLに乗ってきた人+車で駆けつけた人とは思いますが、もの凄い盛況ぶり。注目度の高さが伺えます。
 この写真の左側にはそれはもう大量の親子連れが…。


乗ってきた普通電車の到着を待ってトーマスが転車台へ移動。改札を出て駐車場へ回り込むまでにさっさと方向転換を済ませてしまいました。


 その後、ヒロの隣に移動し復路の運転まで小休憩。
 このヒロ、千頭駅に来たことのある人ならご存じと思いますが、正体は9600形蒸気機関車。ヒロは川崎製のD51形ということでトーマス同様に細かく突いていけば差違はあるものの、これはこれでなかなかの完成度です。本線を走ることがないのできっちりバッファまで取り付けてありますし(トーマスはペイントのみ)。


 さて、乗ってきた電車で引き返します。途中の駿河徳山では川根路1号と交換。い、良い煙出てるじゃないか…。
 そのまま乗車して抜里駅で下車。大井川鐵道は復路も正向き運転できるようになった2011年秋以来ですが、そのときと往復とも全く同じ場所での撮影を選択しました。
 まあここが一番無難に撮影できる場所ですしね。


 待つこと1時間強、まずはトーマスが通過。  


 こちらも動画をセットで。

 続いて普通電車が通過し…。


 2本目のSL列車「川根路2号」が通過。レンズを交換して引きつけてみました。

 これの撮影でこの場所は終了。普通は来た道を引き返して抜里に歩いて行くのですが、ちょっと欲張って家山方面へ向かって歩きます。
 家山駅には25分ほどかかって到着。


 現在、家山駅の側線には3000系とE31形2両が留置されています。これを撮影するためにわざわざ歩いてきましたが、撮影しようと思わなければ抜里から川根温泉笹間渡へ引き返して臨時電車急行にでも乗車して帰るのがベストでしょう。

 ではなぜ今日の私がそうしなかったのか?答えは簡単、乗り過ごしたから。
 えきから時刻表に本来は運転されない急行の時刻が掲載されており、それに合わせてのんびりしていたところ発車して行ってしまいました。
 まあ、元々この後の普通電車でも帰宅できる予定で動いていたので問題はありませんでしたが。

 あとは金谷から掛川で新幹線に乗り継ぎ家路につきました。
 掛川のホームでこだまを待っていたところ、ドクターイエローが上っていきました。のぞみ検測には遅すぎる時間でしたので、浜松工場での展示を終えて東京に向かっていったところだったのでしょう。
 もう何度も見たので珍しくもない…。

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