関東で初めて、七星剣を発見

2007年3月9日掲載


遺跡名称:稲荷山(とうかやま)遺跡
時期:平安(9世紀ごろ)
所在地:千葉県成田市稲荷山

 同遺跡の1983年の調査で見つかった剣の一部が、国宝に指定されているものもある『七星剣』であることがわかったそうです。

 この調査では、宅地造成に伴う緊急発掘調査で縄文中期の遺構が集中して見つかってます。剣の一部はこの縄文遺構からは離れた比較的新しい土坑から検出され当時は詳細不明のまま筑波大学に収蔵されたようです。遺物の寸法は切っ先部分長さ13センチと中間部分の長さ6センチとのこと。

 2003年にX線調査でさびの下に丸や線状の金属が埋め込まれていることがわかり、四天王寺に伝わる七星剣に酷似した北斗七星をあしらったものではないかということがわかったそうです。ちなみに、七星剣が発掘で出土したのも、関東で見つかったのも、これが初めてで詳細は不明です。


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