温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)
○打ち上げ&運用期間データ
打ち上げ日時:2009(平成21)年1月23日 12:54打ち上げ場所:種子島宇宙センター
打ち上げロケット:H-IIAロケット15号機
○大きさ・形状等
質量:約1,750kg(打ち上げ時)大きさ:3.7m×1.8m×奥行2.0m(太陽電池パドル両翼端間13.7m)
形状:2翼式太陽電池パドルを有する箱形
○解説
JAXAと環境省、国立環境研究所の共同プロジェクトで、温室効果をもたらすと言われている二酸化炭素やメタンなどの濃度分布を、地上から約666km離れた宇宙から観測することを目的としています。約100分で地球を一周し、それまで348点(2013年1月現在)だった観測ポイントが、「いぶき」によって約5万6000点へ飛躍的に増加。地球全体をカバーし、等間隔で二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの濃度分布を3日に1回測定しています。
これまで観測データのなかった地域も含めて、地球全体のデータを1つの統一的な測定機器で分析できるようになり、成果は国内外の政府機関や研究者に活用されています。