陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)
○打ち上げ&運用期間データ
打ち上げ日時:2006(平成18)年1月24日 10:33打ち上げ場所:種子島宇宙センター
打ち上げロケット:H-IIAロケット8号機
運用停止年月日:2011年5月12日
○大きさ・形状等
質量:約4,000kg大きさ:本体 約6.2m×3.5m×4.0m/太陽電池パドル 約3.1m×22.2m/PALSARアンテナ 約8.9m×3.1m
形状:一翼式太陽電池パドル、フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ、データ中継衛星通信部アンテナを有する箱型
○解説
「ふよう1号」で得られた観測技術を基に開発。2つの光学センサーと、1つのレーダーを搭載し、縮尺約25000分の1の全世界の地図作成や、地域観測、大規模自然災害の状況把握、資源探査を目的としています。打ち上げ後は、地形図の作成をはじめ、地震や津波、台風などの災害状況の観測、森林監視や自然環境の保全などで活躍し、5年間で全世界を約650万シーン撮影しました。
そして設計寿命3年、目標寿命5年を超えて運用されたところ、東日本大震災が発生したため、被災地を400シーン撮影して各関係機関に情報を提供します。これを見届けたかのように、同年4月22日に電力異常により交信不能となり、翌月に運用を終えました。