オーストリアの作曲家で、ウィーン南東のローラウ村でまずしい家庭に生まれました。8歳から17歳まで、ウィーンの聖シュテファン大聖堂の少年聖歌隊に所属して音楽を学び、その後10年間はフリーの音楽家として活動しながら、独学で音楽理論を勉強していきます。
1761年から、オーストリア東端のアイゼンシュタットに居城をもつハンガリー貴族エステルハージ侯爵家に副楽長に採用され、1766年からは楽長となります。以後、ニコラウス(ミクローシュ)・エステルハージ侯爵の手厚い保護の下、多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲し、交響曲の父、弦楽四重奏曲の父と呼ばれています。交響曲に至っては、少なくとも104曲を作曲しています。
また、弦楽四重奏曲第77番第2楽章にも用いられた皇帝讃歌「神よ、皇帝フランツを守り給え」の旋律は、現在ドイツの国歌として採用されています。
ハイドンの代表曲といえば、やはりコレでしょう。ベートーベンの交響曲第9番「合唱」と並んで有名な合唱曲です。
これ以外にも「メサイア」には、なかなか聴き応えのある曲もありますので、ぜひCDを買っていただきたいと思います。
・・・で、これ以外に格好いいハイドンの曲・・・は思いつきません。名曲は多いのですが、心落ち着き眠くなる曲が多いような。