前回の続きです。読んでいない人は、第15回から・・って、別にどこからでも大丈夫ですけど。ではどうぞ。
村岡 ところで、他の人は・・。
氷川 興味ないんだよ。
村岡 あちゃ。二人だけで、だいぶ話していましたしね。
馬藤 たしかに・・・・。
馬藤 所長?
裏辺 しゅいません、できればラピュタネタの方が・・・。
村岡 なら、ラピュタの話をしましょ。
ワンピース(ONE PIECE 少年ジャンプ掲載)という漫画はご存知ですか?
裏辺 ええ、知っていますよ。
馬藤 ワンピースがどうかしたのですか?
村岡 現在、ワンピースでは、
空島というのが出ています。この空島、積乱雲の王様積帝雲のなかにあるのです。
馬藤 !!
村岡 これって、ラピュタで言う、
竜の巣のぱくりでは。。。
馬藤 !!
村岡 主人公の声も どちらも
田中まゆみですし。
馬藤 (汗)・・・・。
裏辺 ・・・・・・。
氷川 別にそういうわけでもないと思う。
村岡 いや、今回の空島の章だけは、ラピュタとかぶってしまいます。べつに、意図はなかったと思いますが、 でも、少し嫌です。
裏辺 今回のストーリーは、確かにそんな気もしますね。
村岡 はい。
氷川 似たような世界観で物を書いていれば、そこに出てくるものが似てくるのも必然です。
裏辺 おそらく、宮崎アニメも見る人が見れば、 「あ、これあれと似ている!!」 ってあるでしょうね
村岡 僕から言わしてもらうと、
となりのトトロと
ドラえもんは何か似ています。
裏辺 例えば?
村岡 ちょっと、いいすぎですが、まず、形が似てます。 ととろにポケットがあって、耳がなければ・・・。次にととろはドラえもんと一緒で、不思議な体験を通して、主人公を成長させています。
裏辺 えええええええええ??
氷川 そんなことまで言ってしまえば、モノ書きさんは、もはや何も書くことは出来ません。
裏辺 そうですね。
村岡 ま、まあ・・おおげさにいえば、このように何とでもいえます。
裏辺 ああ、そういうことか・・。
氷川 あの手のものは、誰が書いたって、大して変わりの無いものになってしまいます。
裏辺 そうですね。しかし、トトロとドラえもんは強引だろ・・。いくらなんでもね。
村岡 ははは・・・。強引過ぎましたしね。
ナウシカについていけない、所長は、なにやら怪しげな化学の実験をしている氷川相談役(准将)に話しかける。
裏辺 ところで、耳をすませば、准将は見たんだっけ?
氷川 以前、テレビで…
裏辺 あれってさ、さっき、片桐所員が教えてくれたサイトで知ったんだけど、原作は少女漫画だったのね。
氷川 そんな感じはしますね
裏辺 90年に、「りぼん」から発売されているみたいです。
裏辺 まあ、だからちょっとした思春期ドラマに 胸がキュンとなる見たい。しまった、のせられてしまったぜ(笑)
氷川 俺もなったかも…
裏辺 しかし、上手くできているよねえ。例えば、男の方(
聖司君)も、実は
雫が気になっていて、こっそり追い回していて、でも、恥ずかしくて、なかなか声をかけられない。
氷川 まぁ当時僕は、そんな淡い想い一直線だったわけで…
裏辺 ほうほう。
氷川 そしてテレビで見たときは、玉砕事件直後だったわけで…
裏辺 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。なんちゅう哀しい・・。
氷川 彼らの気持ちが、痛いほどに分かる。
裏辺 しかし、さすが宮崎駿!と考えたけど、ベースとなるストーリーが、少女漫画だったのね。 ちょっとショック〜〜。
氷川 少女漫画にも良い作品はあるということです
裏辺 そうですね、認識いたしました。ところで、また、さすがジブリアニメと思うのは、生活感が、見事なまで表現されている。まず多摩の京王電鉄沿線を舞台とし、人々の生活風景を余すことなく描き、それから家庭の教育方針とか親の気持ちとか・・、そういったことも見事に描いています。
氷川 トトロからその傾向が強くなりましたね
裏辺 そうですね。 それまでが、純粋なファンタジーだったのに対し、 トトロ以降は、さらに深くまで、表現が行き届くようになりました(もちろん、ラピュタとかは、別の意味でやっぱり良いんですけどね)。
氷川 それが出来るのも、金と時間をかけているから
裏辺 どうですかね。ドラクエなんか、あんなに時間かけても、あの程度ですが・・(金の問題はさておき)。
氷川 それは、時間のかけ方の問題です。無駄に時間をかけてもダメ
裏辺 そうですね、はやりジブリはすごい。
氷川 濃い時間を長く持続する・・・難しいことです。
裏辺 そうですな。
ここで、村岡顧問達と合流。さっきのラピュタネタの後の会話であります。
裏辺 ところで、耳をすませばの雫の父親の声の出演に、
立花隆
とありましたが、まさか、東大教授の「立花隆さん」じゃないでしょうね。
村岡 ちょと調べてみます。
馬藤 あ、そろそろ時間なので失礼させていただきます。では皆さん、今日は失礼しました
氷川 お休みなさい(何時対談していたかわかりますなあ)
馬藤 おやすみなさい〜〜。
村岡 おお、あったあった。あれは東大教授の、立花隆です。
裏辺 やっぱりそうか。
村岡 声優初挑戦だったそうですよ。
裏辺 しかし、なんで、こんなところに???まあ、だから、ぎこちなかったわけか。
氷川 ハンマープライスの声の人も、なんかでていた気もしますが?
村岡 ハンマープライスの方?ああ、あれは雫の友人の、夕の父親役です。台詞は「おかえり」だけ。
裏辺 そして、「父さんとは喧嘩しているのよ、だから口聞いてやンない」と、夕は雫に言います。
村岡 とにかく、
中村晴彦(夕子の父役)がハンマープライスで、
権利を獲得した人です。
裏辺 うわあ、ほとんど台詞無い人だ・・・。
氷川 なるほど。確かに台詞は 「おかえり」 の一言だけだったと…。それにしても、アニメ映画の声優くらい、プロの声優さんに任せてほしい。
氷川 こんなところに、東大の教授とか俳優とかが、でしゃばって来てほしくない
裏辺 今度のネコの恩返しは、主役は
池脇千鶴で、他にも、
丹波哲朗とか、
岡江久美子とか・・・。
氷川 けれど話題づくりのため、仕方ないんだろうなぁ…。しかし、その結果、あまり世間に声優は認められていないような・・。
裏辺 一方で、歌やったり、雑誌に出たりと、最近はモデルみたいに売り込む女性声優も多いですけどね・・。さてさて、では、この辺で・・・。