1.ギザの三大ピラミッド

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 世界各国を裏辺研究所所員の写真で紹介する世界の旅シリーズ。色々なものが完結していないような不安な面はありますが、ここではムスタファ所員が訪問した、エジプトのピラミッド達を紹介します。

 紹介するのは、古代エジプト最初の首都メンフィス周辺のピラミッド地帯の中でも特に有名な、ギザの三大ピラミッドとスフィンクス、そしてサッカラにある階段ピラミッド、さらにダハシュールにある屈折ピラミッドです。

 なお、上写真は左後方よりメンカウラー王、カウラー王、クフ王のピラミッド。いずれもエジプト古王国第4王朝時代(紀元前2550年頃)に造られたもの。

 ちなみに、ピラミッドが何のために建設されたのかは不明。古代ギリシャの歴史家、ヘロドトスが当時のエジプト人から聞いた話では「王の墓」とのことで、またピラミッド内には石棺がありますが、どのピラミッドからもミイラや包帯などは発見されておらず、またピラミッドが建設されたのはヘロドトスが生きた時代よりも2000年も前のこと。現地人の情報も怪しい。

 もしかすると、ピラミッドそれ自体は墓ではなく、別の場所に本当の墓があるのでは?とか、殆どのピラミッドの各面が東西南北とほぼ一致することから、天体観測に使っていたのでは?等の説があります。

 ただ一つ、近年の調査でピラミッド周辺の石切場に残された落書き等より、ピラミッド建設は公共事業であり、農閑期における人々の救済の意味合いがあったようです。しっかりと報酬も出ていたようで、怪我人向けの医療施設もあったようですね。

 それから、現存するピラミッドは半ば崩壊しているものを含めて50〜60程度ですが、多くがナイル川西岸流域に建設。日の沈む方向に来世があると古代エジプト人が信じたから、といわれています。

ギザの三大ピラミッドの直ぐ近くまで市街化。スフィンクスの目線の先はケンタッキーフライドチキン(1階)、
大手ピザチェーン店、ピザハット(2階)が入居する建物であることは、雑学TV番組「トリビアの泉」等でお馴染みに。