これまた謎の存在であるスフィンクス。
今回紹介する、ギザの大スフィンクスは、カフラー王のピラミッド前に鎮座しており、体がライオンで頭が人間なのが特徴です。おそらく、このピラミッドの付属建造物でしょうが、カフラー王ピラミッドへの参道が、このスフィンクスを避けるように造られていることから異説も有力です。建築年代も諸説ありますが、紀元前2500年頃に造られたと考えられています。
それから、どうやら砂の中に埋もれてしまったようで、建設から1000年が過ぎた新王国時代(紀元前1570年頃〜前1070年頃)、のちのトトメス4世が
「私を砂塵の中から掘り出してくれたら、王にしてやろう」
というお告げを受け、発掘したところ、このスフィンクスが出てきて、そして彼は王に即位したという伝説があり、スフィンクスの足に碑文が刻まれています。
なお、1998年に10年の歳月をかけた修復作業が終了しています。
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