(5)ポルト:ドウロ川とポルトの街並み
これからご紹介するポルトは、ポルトガルではリスボンに次ぐ第2の都市。旧市街は1996年に「ポルト歴史地区」に指定されており、ドウロ川の両岸で見られる白壁にオレンジ屋根の家々の風景が代表的な景観です。ちなみに、ポルトの歴史は古く、ローマ帝国時代からポルトゥス・カレ(※カレの港という意味)として発展。ポルトガルの国名の由来になっています。また、大航海時代にはポルトを出発したエンリケ航海王子を支援して、モロッコの地中海に面する港町セウタを攻略。ポルトガル発展の基礎を造りました。
ドン・ルイス1世橋
エッフェル塔の設計でお馴染みギュスターヴ・エッフェルの弟子の一人、テオフィロ・セイリグが設計したもので、19世紀末の建築。2層構造になっており、上層は歩行者とメトロ(路面電車)用に、下層は自動車と歩行者用として利用されています。
ドン・ルイス1世橋を渡る路面電車
ポルトの足に欠かせない路面電車。ポルトメトロの名称で運行されており、市内中心部では地下区間を走行します。
写真奥は地下への入り口ですね。
ドン・ルイス1世橋から見るドウロ川とポルトの街並み。見事です。
今度は下から。
近くではケーブルカーが運転されています。これだけ高低差があると、必須ですね。
このような場所から出発します。
ポルト大聖堂 【世界遺産】
ポルトで最も古い建築物。元々は1110年頃から建築が始まり、13世紀に完成しますが、長期にわたって増改築を繰り返しており、ロマネスク様式、ゴシック様式、バロック様式が混在しています。
ポルト大聖堂
内部の様子
さて、路地を抜けていきます。
さて、路地を抜けていきます。
ボルサ宮殿 【世界遺産】
19世紀の建築で、ポルトガル初の鉄筋建造物の一つ。新古典様式で建てられており、市の商業組合、裁判所、証券取引所として使われ、現在は商工会議所の事務所となっています。
その直ぐ近くにあるMercado Ferreira Borges。左手の像は、エンリケ航海王子。
カサ・ド・インファンテ
エンリケ航海王子の家です。
1692年創業の老舗のワイナリー、テイラーズという酒造所へ行きます。ここは、高台にあるためポルトの街が一望できます。ちなみに、ポルトはワインの名産地。
さ3000ユーロ(約40万円)の1863年製ポルトワイン
ワインと食事に舌鼓
カタプラーナ
魚介類や野菜を蒸した、ポルトガル南部の郷土料理です。
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