21.グラン・パレ、マドレーヌ寺院とコンコルド広場

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 続いて到着したのがグラン・パレ。1900年のパリ万博(万国博覧会)のために建てられた、宮殿のような壮麗な建築です。

 屋根はガラス屋根などになっているようで、容易に採光出来るように設計されているようです。中に入ってみたかったのですが、時間の都合でカット。

 その向かい側がプティ・パレ。やはり1900年のパリ万博万国博覧会のために建てられたものです。

 こちらも壮麗なファサード。

 近くにはチャーチルの銅像がありました。

 さらに近くにはシャルル・ド・ゴールの銅像も。第2次世界大戦用のネタが色々仕入れられます。

 それから北に行くと、エリゼ宮。1873年からフランス大統領官邸として使用されているもので、撮影できるのは門ぐらい。

 ちなみにエリゼ宮のある通りは、各国大使館が並んでおり、こじんまりとしてますが我らが日本の大使館もありました。

 そして、ギリシャやローマの宮殿かと思わせる建造物が見えてきました。これは、マドレーヌ寺院(教会)です。元々はブルボン朝末期に建設が開始され、フランス革命で中断していたところ、ナポレオン1世がフランス軍戦没将兵顕彰を目的とした施設として建設再開を命令。1842年に完成しますが、既にナポレオンが失脚しており、カトリック教会に用途が変更されました。

 そんなわけで、異色のデザインの教会となったんですね。


 それにしても復古主義的というか、何というか。凄いもんです。コリント式の高さ30mの柱が52本並んでいるんですって。

 そして再びシャンゼリゼ通りに戻ってきますと、金色に頂点が輝くオベリスクが。ここが、コンコルド広場です。フランス革命当時には、ルイ16世やマリー・アントワネットへの斬首が行われた所です。

 オベリスクはエジプトのルクソール神殿から運んできたもので、絵や文字が金色に彩色されています。ルクソール神殿では、対を成していたものらしく、うち1つが1829年にフランスに提供され、1833年にパリに到着。1836年にここに設置されたそうです。残る1つは今もルクソール神殿にあります。

 さて、コンコルド広場からセーヌ川を渡るとブルボン宮殿。ルイ14世の庶子ルイーズ・フランソワーズ・ドゥ・ブルボンによって建てられたもので、現在はフランスの国民議会(下院)の議事堂として使用されています。

 そんな我々の脇を華麗に過ぎ去ったのが、セグウェイの集団!

 初めて見ました。なかなか軽やかな雰囲気で面白そうです。

 初めて見ました。なかなか軽やかな雰囲気で面白そうです。

 さて、セーヌ川沿いを進みます。・・・ちょっと汚いなあ。
 それでも観光客には定番コースということもあり、随分と長い観光船が次々と行き交います。

 奥にはグラン・パレが見えますね。要するに我々、色々見ましたけど、元の場所に戻ってきたわけです。