(3)ムグンファ号で釜山へ


 2007/1/30(火)
 2日目、早くも帰国の途につきます。
 釜山への交通はバスが便利だと書きましたが、ここは鉄道ファン。不便でも鉄道にも乗ってみたいというもので、前日のうちに時刻を調べて鉄道で釜山を目指します。
 ちなみに、旅行時点で慶州→釜山(釜田駅)は1日10本ありますが、朝6時までにそのうち3本が出てしまい、昼間はほとんど無いという超変則ダイヤです^^;
 参考までに、慶州〜釜山間でバスと鉄道の比較を下に示しておきます。
 ※旅行当時のデータです。最新の情報をご確認下さい。特に2011年頃に慶州経由のKTXが開通すると状況は大きく変わると思われます。

  高速バス 鉄道
慶州-釜山間の所要時間 1時間10分
+地下鉄40分(老圃洞〜釜山)
2時間
+地下鉄20分(釜田洞〜釜山)
本数 10〜30分に1本 1日10本
料金 4500ウォン(優等) 6600ウォン

 というわけで、よほど鉄道に乗りたいとか、蔚山などに下車する用事があるとか以外は、慶州〜釜山の移動はバスのほうが良さそうです。
 なお、慶州〜釜山(釜田)間を通す列車は普通列車が無く、全車指定席の急行ムグンファ号のみが運行されています。
 切符の購入は、こちらを印刷して持っていけば言葉が通じなくても大丈夫^^
 参考サイト:ようこそ!観光鉄道旅行案内

○ムグンファ号で釜山へ


釜山タワー
 こちらが釜山タワーです。左に見える像は、壬辰倭乱で釜山を守った英雄・李舜臣将軍の銅像です。

釜山の町並み
 結構山もある地形のようです。夜景もまたすごいらしいが・・?
釜山国際ターミナル
 大小さまざまな船があります。
「夢にまで見た金剛山」!?
 展望室に、なぜか北朝鮮の広告VTR視聴機が!?

  出国手続き時間が近づきましたので、1駅分歩き釜山国際ターミナルから高速船ビートルに乗り込みます。時速70〜80kmで走行し、3時間で到着します。


 博多港国際ターミナルに到着。お疲れ様でした。
(といっても、ネオンはこの後フリーきっぷ「九州ゾーン」を使用して、宮崎に向けて旅立って行ったのでありますが・・・^^;)

〇最後に 〜韓国の印象・注意点と参考サイト

 最後に、今回人生初の海外旅行をして韓国の印象を数点。

1.治安はかなり良さそう
 釜山地下鉄車内で、財布をズボンのポケットに入れたまま寝ている人を発見。どうやらかなり治安は良さそうです。
 ただ、絶対安心というわけではないし、日本人狙いのスリがいるかもしれないので日本以上の警戒は必要だと思います。
 あと、竹島とか靖国問題が噴出するとどうなるか解らない部分があり、国際情勢にも気をつけたほうがいいです。

2.冬は寒い
 慶州の仏国寺では池が凍ってましたが、より北部のソウルでは、冬は最低気温が-10℃を下回ることもあるようなので、防寒対策は万全に。
 ただ、夏が涼しいかどうかは不明です。

3.日本以上の車社会である
 日本も荒っぽい運転をする人はいますが、韓国では車の運転の仕方が日本よりもアバウトなようです。
 バスでもかなりの勢いで飛ばすし、山道で対向車が居ないと模範タクシーでも車線を多少はみ出し直線的に走行するし、何と信号無視をするトラックも見かけました。
 行きの優等バスで、韓国人と思われる若者がバス内で騒いでいたのですが、運転手がわざわざ車を高速道路の路肩に止め、説教した後再発進(!)という、日本では考えられないようなことにも遭遇^^;
 なので、日本以上に左右をよく確認して余裕を持って横断するなど、車に注意して観光しましょう。
 ちなみに、韓国は車は右側通行します。日本と逆なので注意!

4.ハングルが読めないと観光以外で困るかも。
 日本でもそうなのですが、国際ターミナルのある釜山周辺は良いとして、他の地域はハングル表記しか無い場所がほとんどです。正直、どこが食堂かすら解らない状況^^;

 ネオンは、食に関しては重視してなかったので、ファミリーマートやセブンイレブン、マクドナルドにお世話になりましたが(むしろ、マクドの日本に無いメニューに興味があったり^^;)、慶州のマクドナルドの店員もあまり英語が通じないようです。

 世界的観光地である慶州ですらそんな状態なので、特に韓国で辛いものを食べたいとか、そういう目的意識を持って旅行する場合は、関連する単語は覚えていくべきです。もしくはツアーや韓国語が出来る人と一緒に行くとか・・・。

 余談ですが、韓国では旅館以外のいわゆるホテルは日本とそう変わらない値段なので、往復航空機を使ってホテルに泊まる。という場合は個人手配ではなく、旅行会社が設定したツアーもしくは往復飛行機+宿のプランを申し込んだほうが明らかに安上がると思います。

 なお、慶州の遺跡や古墳などでは、説明板がハングル・英語・日本語の3ヶ国語で表記されていますし、仏国寺にはボランティアの日本語ガイドさんがいますし、分厚い日本語の観光パンフレットが設置してあるので、観光に関してはハングルが読めなくても楽しめます。春には桜、秋には紅葉が綺麗らしいですので、ぜひまた別の季節に訪れてみたい場所ですね〜^^

 ネオンの慶州紀行は以上です。長文にお付き合いいただきありがとうございました。

参考文献:
韓国観光公社公式サイト
慶州旅行ガイド Welcome to Gyeongju
釜山ナビ 慶州(キョンジュ)百倍の楽しみ (約150pにも及ぶ現地の日本語観光パンフレット)

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