世界の旅、今回からはいよいよムスタファ様撮影による、シリア編をお届けします。そして例のごとく、シリアに行ったことのないワタクシ、裏辺金好所長が解説を執筆しております(もちろん、監修はしてもらっています)。
その前に、シリアってどこにあるのか確認しましょう。
私がいつもリビアと間違える場所です(笑)。
人口は1800万人(2003年推定)、首都はダマスクス。次回以降で紹介しますが、ダマスクスはウマイヤ朝の首都としても有名です。イスラム教が盛んで国民の85%(うちスンニー派 70%、アラウィ派 12%)に信仰されていますが、キリスト教も13%と無視できない数字となっています。
共和制国家で、議会は一院制。バッシャール・アル・アサド大統領が2007年まで任期を持っています。
近代の略史は、1918年にオスマン・トルコ帝国より独立するも、1920年からはフランスの委託統治領となり、1946年に独立を達成。日本とは1953年に国交を結び、また日本はシリアに円借款・資金協力もかなり行うなど、結びつきは意外と深いです(参考:01年度までに有償資金協力 約1,563億円、無償資金協力 約226億円)。
さて、第1回目はパルミラ遺跡です。
ムスタファ様のたどられた旅行先の順番とは確実に違っていますが、まずはもっとも有名なところから御紹介。左写真はシリアの首都ダマスクスからパルミラへ行くバスの車内から撮影したものだそうです。暑そう〜〜!!
それでは、パルミラ遺跡へレッツゴ〜!
*地図:日本外務省ホームページより