戦艦アイオワ博物館


○解説

 戦艦アイオワ博物館は、1943年から1990年まで活躍(除籍は2006年)したアメリカ海軍の戦艦アイオワ(USS Iowa, BB-61)を保存展示しているもので、ロサンゼルス南部のロングビーチにあります。

 戦艦アイオワは排水量は45000トン、全長270m、最大幅32.97m、最大速力33ノットで、主砲として50口径40.6cm砲9門を装備。第2次世界大戦では太平洋にも投入され、マリアナ沖海戦やレイテ沖海戦などで日本海軍と戦闘。直接戦闘を交えてはいないものの、どちらも日本の戦艦「大和」が参加しています。

 さらに沖縄戦や北海道の室蘭、茨城県の日立への砲撃を行い、1945年9月2日の降伏調印式に旗艦として参加しています。(ちなみに降伏調印式場となったのはアイオワ級3番艦のミズーリ。こちらはハワイのパールハーバーで保存されています。)

 1949年には予備役となりますが、朝鮮戦争の勃発で1951年に再就役して戦線に投入。1958年に再び予備役となりますが、なんと1984年に近代化改修の上で再就役。1990年まで活躍しています。
(撮影:秩父路号/解説:秩父路号&裏辺金好)

○場所



○風景








巨大な50口径砲がお出迎え。




配膳室



晩さん会も開催された長いテーブル。

アイオワの航海。太平洋、大西洋から中東まで、縦横無尽に活躍しました。




1984年、主砲を斉射するアイオワ

Executive officer's stateroom
個人用のベッドと風呂を備えているほか、こちらの部屋はダイニングルームとしてソファーなども設置。





Senior Officer's stateroom


Gunpowder canister hatch



応接室


フランクリン・ルーズベルト大統領専用の浴槽
大統領専用の浴槽を備えたアメリカの戦艦はアイオワだけ。フランクリン・ルーズベルト大統領は、1943年11月のテヘラン会談でチャーチル、スターリンに会うため、太平洋を横断した際ににアイオワを使用しています。先ほどの応接室やベッドも使用したことでしょう。





5インチ/38口径砲。大量のクルーで操作したことが分かります。



フラッグブリッジ







ファランクス CIWS

Mk.36 SRBOC

BGM-109 トマホーク


AFTミサイルデッキ


RGM-84 ハープーン

Mk.16 ファランクス CIWS

5インチ38口径砲

一般兵の寝室。狭そうですが、これでも1980年代のの結果。

第2次世界大戦当時は、5段ベッド(というかハンモック?)のような環境だったようです。







戦艦「長門」の旗




パンを焼くオーブン






食堂


展示スペース



ミュージアムショップも館内にあります



HUP-2 レトリバー

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