イノトランス2014〜電車・気動車編〜
今回の目玉展示とも言えるボンバルディア・アンサルドブレダ社共同開発のETR400、通称フレッチャロッサ1000(Frecciarossa、赤い矢の意)。イタリアで高速列車を運行するトレニタリア(Trenitalia)の元でミラノ万博開幕に合わせて2015年6月から営業運転を開始した。
車両側面のロゴ。
低いアングルから先頭車両を見上げる。
アルストムのコラディア・コンチネンタル(Coradia Continental)電車。写真はドイツ東北の二―ダーザクセン州の公共交通機関を管理するZGB社が発注したもの。計4連x20本が発注され、メトロノーム社(Metronom)に運行を委託し東ニーダーザクセン電化ネットワーク(Elektronetz Niedersachsen Ost, ENNO)で2015年12月から運行予定。
アルストムのコラディア・リント(Coradia LINT)シリーズの622型気動車。2014年に24編成がアルストムのブラウンシュヴァイグ工場で近代化改修を受け、ニーダーザクセン州交通局(LNVG)が運行している。
上と同じく622型。こちらはドイツのラインラント・プファルツ州のマインツ地区でローカル列車を担当するフレックス社(vlexx)仕様の編成。
ポーランドのネヴァグ社(Newag)による222M型気動車。
車内の様子。
ポーランドのネヴァグ社(Newag)による36WEa型電車、通称インパルス(Impuls)。前回は同シリーズより、35WE型電車が展示されていた。
車内の様子。
ドイツ鉄道のDBレギオ(Regio)が運行する612型気動車。車体傾斜装置を搭載していて、地方都市間の快速列車を担当している。
DBレギオが運行する423型。ライン・マイン地区のSバーンに1999年に導入された通勤型電車。2013年から2015年にかけて内装のリニューアル工事が行われ、身体障害者でも不自由なく使用できるようになった。
リニューアル済みの車内。車両間にドアはなく全編成に渡って段差がなく通り抜けできる。
オーストリア国鉄(OBB)とチェコ国鉄(CD)が共同運行している高速列車「レールジェット(Railjet)」の客車。最高速度は230km/h。写真は制御車のもので本来は反対側に機関車がプッシュプル運転を行う。今回はチェコ国鉄仕様のものが展示され、同種のものが7編成在籍し、グラーツ〜ウィーン〜プラハ間の国際列車を担当。オーストリア国鉄は51編成を保有し、オーストリアと隣国のドイツ、スイス、ハンガリーを結ぶ列車で運用されている。
チェコ国鉄所属のレールジェットの中間車。
シーメンスが製造するミュンヘン地下鉄用のC2型電車。2013年12月にデビューし、計21編成が導入予定。
去年も展示されたチェコのシュコダ社(Skoda)の7Ev型電車、通称レギオパンサー(RegioPanther)。2011年に製造開始された近郊・一般型電車で、最高速度は160km/h。チェコ国鉄が運用しているレギオパンサーは直流用3連の440型、交直両用3連の640型、交直両用2連の650型の3種類存在する。写真は640型。
スイスのシュタドラー社(Stadler)のFLIRT3シリーズ。写真はセルビア国鉄向けに製造されたZS413型電車。FLIRTシリーズはヨーロッパで爆発的な人気を誇り、特に中欧、東欧では数多くの国が導入している。
ZS413型の車内。
上と同じくFLIRT3。こちらはドイツ鉄道のDBレギオ向け車両。2014年12月よりラインラント・プファルツ州のローカル列車に投入されている。
DBレギオ用FLIRT3の車内。
ボンバルディアの「OMNEO」。SNCFのフランス・サルトル地域圏の近郊列車に投入される160km/h運転対応車両。連接方式の8両編成で、ダブルデッカーとシングルデッカーを交互に配置。
車両の平屋部分。
更に二階建て部分。
二階建て部分の一階席。
二階建て部分の一階席。
去年も展示されたスロヴァキアのZOS Vrutky社の861型気動車。スロヴァキア国鉄のZSSKが12編成運用しており、プレショウ、コシツェ地方で走っています。最高速度は140km/hで、部分低床車となっています。
861型気動車の車内。