FS D.445ディーゼル機関車


ヴェネチア・サンタ・ルチーア駅に停車中のD.445型の三次車。(撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1974年(運用開始は翌年)
保有会社:FS(トレニタリア)
最高速度:130 km/h

●解説

 D.445型はフィアット社が1974年から1988年にかけて150機製造したディーゼル機関車で、D.443の改良型である。
 今までのディーゼル機関車は客室の温度調節などに客車搭載のディーゼル発電機に頼らざるを得なかったが、D.445では初めて機関車搭載の発電機でそれをまかなえる用になり、ある意味革命的な機関車だった。現在は主に非電化区間を走る短い客車列車を担当している。
 ちなみにD.445は三次車まで存在する。一次車(1001〜1035号機)は1996年の改良工事までプッシュプル運転ができなかった。二次車(1036〜1055号機)は製造当時からプッシュプル運転ができ、三次車(1056〜1150号機)は全面の形状が一新された。
(解説:秩父路号)

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