FS ETR460電車


(写真:ローマ・テルミニ駅/撮影:秩父路号)

●基本データ

デビュー年:1993年(運用開始は1994年)
保有会社:FS(トレニタリア)
最高牽引速度:250km/h

●解説

 ETR400と共に「ペンドリーノ」として知られる、イタリアの高速振り子式電車で、フィアット社の鉄道部門(現在はフランスのアルストム社に吸収)が開発したもので、ETR450と同じく強制傾斜方式を採用している。デザインはイタリアの工業デザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロが担当。高速列車ユーロスター・イタリアで使用されるが、高速新線区間(TAV)は経由しない。

 ETR450は一部を除き直流電化3kVのみの対応であるが、派生型として直流電化3kVとスイス国内の交流電化15kV 16 2/3Hzに対応したETR470、高速新線(TAV)新規開業区間の交流電化25kV 50Hzに対応した交直両用のETR480(→現在はETR485に改造)が存在している。また、イギリスやポルトガルなど様々な国で同型車が運用されている。
(解説:裏辺金好)

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