インドネシアの103系電車


○解説

 インドネシア鉄道会社の中で、ジャワ島のインドネシア首都圏を担当するKRLジャボタベック。2004年にJR東日本から、武蔵野線で運用されていた103系通勤型電車4両編成×4本を購入して運航を開始しました。撮影者の、おやじまふぃあ所員によると、冷房車両ということで、なんと乗車するのに1等料金を払わされることになったとか。
 塗装は、運行開始直後は武蔵野線時代と同様のオレンジ色で、前面の大型スカート装備程度が外観の変更点でしたが、現在は塗装も独自のものに変更。ここに掲載しているのは、第1回目の塗装変更で、後に数種類の塗装変更車両が登場しています。
 なお、103系は2016年に営業運転を終了。JR東日本の支援を受けながら、KRLジャボタベックはシステムや車両のメンテナンスを含めて急速に近代化を進め、現在はJR横浜線、埼京線、南武線、武蔵野線から海を渡った205系を中心に運転されています。
(撮影:おやじまふぃあ/本文:裏辺金好)

中途半端に「東所沢」 表示を掲出。 間違ってもジャカルタからは行きません。
(ジャカルタ・コタ駅)

運転台には金網が張られるなど、沿線住民による投石から車両を守るための対策が施されています。スラム街をとおりのはなかなか難儀なことです。

運転台にて。

運転台後ろ。

車内の様子。


ホームに到着したはいいが・・・これは危ない。
ちなみに、現地でも103系と区分されているようで、独自の書体で車両番号を記載。

物々しい雰囲気の(?)運転台から。

日本時代の方向幕、駅名対照表。

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