スウェーデン鉄道X2000
○解説
スウェーデン国鉄を株式会社化(株式は政府が保有)し、旅客運営を行うスウェーデン鉄道(SJ)の高速列車X2000。1990年からストックホルム〜ヨーテボリで運行を開始し、現在はマルメ、ヘルネーサンドなどへ延長され、2001年にオアスン海峡連絡線が開通したのに伴い、デンマークのコペンハーゲンにも延長。さらに好調につき2等車組み込みの7両編成に増強されている。車両は電気機関車と客車の組み合わせたプッシュブル方式で、曲線区間が多いことから強制振り子式を中心としたシステムを搭載。最高速度は210km/h。
2005年からは全面的なリニューアルが実施されていて、ライトグレーの車体への塗装変更、内装は木を使った温もりのあるスカンジナビアを連想させる雰囲気へ改装されるなどの変更が行われている。
ちなみに、中国にも輸出され広州などで運用されている。
(写真:マルメ駅/撮影:kenura様)
(本文:裏辺金好)