アレックス鉄道〜ドイツ・ミュンヘン〜
○解説
今回はミュンヘンを発着する私鉄”アレックス”「alex」(Arriva Landerbahn Express)をご紹介。2系統運行しており、一つはスイス国境近くのリンダウかオーベルストドルフへ向かい、もう一つはプラハとチェコ国境近くのホーフへ向かいます。車両はドイツでは一般的な機関車+客車方式を使っており、主流の機関車はシーメンス製の223型電気式ディーゼル機関車(Baureihe 223)です。ただし、ミュンヘン〜レーゲンスブルグの電化区間は、同じくシーメンス製の183型電気機関車(Baureihe 183)が使用されます(上写真)。
ちなみにこの183型、「Taurus」(タウルス)というあだ名が付いていて、2006年に無改造で357km/hという機関車での世界最高速度記録を叩き出した化け物機関車です。通常運転では230km/hに抑えられています。ちなみにシーメンス製だけあって、加速時にドレミファインバータが鳴るそうです。
(写真:ミュンヘン中央駅/解説&撮影:秩父路号)
●ギャラリー
183型電気機関車にはLED方式の行先表示器が!
最後尾の客車。欧州らしい列車です。
食堂車の様子。