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第113回 カバティ、フライングディスク&キーンボールって何だ?

担当:裏辺金好+八十八舞太郎

○はじめに

 世の中って色々なスポーツ競技があるみたいなんです。

 でも、一体どんなスポーツがあるのか、と言うわけで今回はこの3つを紹介。
 八十八舞太郎所員による体験レポ付き。体張って頑張ってくれています。

1.カバティ

 これはよく聞きますよね。1990年第11回アジア競技大会(北京)より正式種目となっています。
 起源は、インドで2000年も前から武器をもたずに獣と戦うのがスタートのようで(恐ろしい)、現在では東南アジアにも普及し、競技人口はおよそ1000万人だとか(日本では約5000人・・・でも、これってどうやって算出しているんだか)。

 ゲームは簡単。
 縦12.5m.×横10m(女性は10m×8m)でプレイ。当然、真ん中にラインが入り、ここを境界に戦います。
 で、こんな感じになります。
 ・1チーム7人(体重制限として85kg以上はダメ)
 ・攻撃と守備を交互に行う
 ・1人のレーダー(攻撃手)が守備側のコートに入り、
  アンティ(守備側)の7人の誰かの体にタッチし、自分のチームのコートに戻ると、1点入る。
 ・守備側のアンティがレーダーを捕まえて攻撃側のコートに戻らせなかったら、
  守備チームが得点となり、、レーダーはコートアウトで退場。
 ・タッチされたアンティ(守備側)の人、捕まったレーダー(攻撃手)の人、すなわち退場者は、
 味方が相手にタッチして得点すると、その人数分だけコート内に復活。
 ・レーダーは攻撃中、「カバティ、カバティ」と言い続ける。途中で息をつくことは禁止で、息をついたら守備側の得点。
  よって、守備側は如何にしてレーダーを疲れさせるかがポイントとなります。

【八十八所員の体験レポ】
 女子が大多数を占める中で「カバディ(ドッヂボールと鬼ごっことレスリングを混ぜたようなルールの競技)」をやることに。
 これはマズイと思いますが…しかも男子は手は使用不可能という制限有(本来は自由で、これは特別ルール)。つまり身体を張って止めなければならないワケで…あやうく停学処分を喰らう所だった・・・。

 因みにルール上は頭以外のどこを掴もうが押し倒そうが、組み伏せようが、肘鉄やラリアットかまそうが自由ということになってはいるようだ。そして拙者は柔道をやっていたので、倒して組み伏せて締め上げるのは得意・・・いや、締め上げるのは禁止らしい(首及び顔は攻撃禁止なので)、ちえっ…。

 詳しい解説、試合用コートについては
 日本アマチュアカバティ協会 http://homepage2.nifty.com/kabaddi-nippon/ を参照。

2.フライング・ディスク

 イメージとしてはフリスビーを想像して下され。
 1940年代、アメリカのアイビーリーグの名門校・エール大学の学生たちが、キャンパス近くの「フリスビー・ベーカリー」のパイ皿を投げ合ったのが始まり。これに興味を持った建築検査員のフレッド・モリソン氏が1948年に金属製のディスクを試作し、現在のプラスチック製のディスクに改良されています。

 ゲーム方法ですが、これは沢山あるみたいですね。
 八十八舞太郎所員の体験レポは、そのうちの1つである「アルティメット」という奴です。

【八十八所員の体験レポ】
 セクハラまがいのカバディの次は、フライング・ディスクを投げまくるスポーツ実技。要はフリスビーだが、フリスビーはある会社の登録商標、それ以外をフライング・ディスクと呼ぶとか。ウォークマンとポータブルプレイヤーの違いみたいなモノ。これが意外と難しく、ストレート・スロウを行なうにはかなり修錬がいるようだ。因みに拙者は一般に見るバックハンドスロウ(利き手を振り払うようにしてディスクを投げる方法)よりも、野球のサイドスロウの様に放つサイドハンドスロウの方が上手い。

 次に「アルティメット(究極)」なる、バスケットボールとアメフトを組み合わせたような過酷な競技を体験。どうも指揮官技能があるらしく、上手く守備配置ができた。が、…あれだけ動かされるとたまらんよ…また痩せた気がする。100m×37mのコートで各7人の2チームに分かれて試合。アメフトに少し似ていて、相手陣地内の特定ラインより後ろにいる味方にパスしたら得点。


 因みにフライングディスクは、これ以外にも投げたディスクを地面に落ちるまでに再度つかみ、その距離を競ったり、ストラック・アウトのように9つの的を落としたり、玉入れのようにカゴに入れてみたりと様々な競技があるのです。まぁ普通は投げて遊ぶだけで良いけど。

【その他】
 例えば、DDC(ダブルディスクコート)というものもあります。
 これは、2人1組でやる競技。それぞれ17m離れた、13m四方のコートに入って、2枚のディスクを投げ合います。
 そして、相手のコート内にディスクを落とすか、相手が2枚ディスクを持ってしまうかで1点。正式には21点×3セットだそうです。まあ、我々が遊ぶ分には3セットもやるのは辛いので、1セットぐらいになるんでしょうね。

 こうした競技に興味がある人は、日本フライングディスク協会 http://www.jfda.jp/ を参照のこと。

【ドッジビー】
by八十八舞太郎
 ドッヂボールのボールの代わりに、布製のフライング・ディスクを使って行なう「ドッヂビー」なる競技もあります。ディスクを掴んだら5秒以内に投げなければならない、ディスクなので軌道が予測し辛いなど、シンプルだがなかなか忙しい競技。因みに拙者は刻が見える的勘の冴えを発揮して一撃も被弾せず…見える!

3.キーンボール
 これは、八十八所員に語ってもらうだけにします。
 ネットで見ても殆ど載っていない・・・。体育館なんか出来ます。

【八十八所員の体験レポ】
 キンボール(Kin-ball)なるスポーツを体験。
 バレーボールの様に玉をラリーし続ける(これを「ラリる」と呼び…ません)のだが、打つ玉が直径が約1.2mある巨大な柔らかい玉を使用する。勝負事には珍しくチームを3つ使用(1チーム4人)。それぞれに色を割り当て、攻め手は宣言した色のチームに取られないよう玉を打ち、守備側はそれを3人でキャッチ。3人で玉を抑え、残り1人が5秒以内(だったか)に玉を打つのがルールなのです。

 その後残りの1人が色宣言後攻撃→レシーブ…という流れ。
 単純な流れのワリには激しく動く競技。ただその簡単さ故、更に簡略化して福祉用のレクリエーションにも転用できるというスグレモノ。

棒