スマートインターチェンジってなんだ?
担当:
こうちゃん
1.はじめに
今回は、ETC(ノンストップ自動料金収受システム)の普及によって新たに誕生した新しい形のインターチェンジ、スマートインターチェンジについて解説します。
(注意:以下、IC=インターチェンジ、SA=サービスエリア、PA=パーキングエリア、BS=バスストップとして解説します)
2.スマートインターチェンジって?
このインターチェンジは普通のインターチェンジと違って、主にPAやSA、BSなど、既存の施設がある場所にETCの無線装置をつけたインターチェンジです。普通のインターチェンジとちがい、とにかくETCゲートを設置するだけでOKで、しかも人件費はまったく必要ないため、かなり低コストで運営できるというメリットがあります。
ちなみに、スマートインターチェンジは事前に社会実験を行い、恒久化するか廃止するかを判断します。恒久化されたところもありますが、廃止されたところもあります(2008年7月現在、恒久化されたのは31箇所)。2005年4月より導入実験が行われ、2006年10月1日より恒久化も含めて、順次導入されています。
*スマートインターチェンジ本格導入箇所:国土交通省道路局
http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/smart_ic/donyu.html
※写真は須恵スマートIC。ぐるぐるアンバランス
http://www.kodoku2005.com/
より提供。禁転載。
3.利用方法
ETCカード・車載機を搭載した車であることが必要です。ゲートの前で一旦停止をすると車載機と無線装置が反応し、送受信が成功し、通行が可能になるとゲートが開きます。ETC車限定なので、一般車は通行できません。Uターンスペースから転回する必要があります。
4.注意点も・・・。
まず、PA・SAに併設されているスマートインターチェンジはPA・SAのみの利用は出来ません。(つまり、流入ICと流出ICが同じでは駄目だと言うこと)このため、SA・PAに入れない構造となっているスマートインターチェンジも存在します。また、運用時間・車種が限定されているスマートインターチェンジもあります。普通車・軽自動車はすべて通行できますが、大型車・中型車(マイクロバスなど)・牽引車・特大車は通行できないところもあります。
これはスマートインターチェンジに限った話ではありませんが、ETCカードを挿入し忘れているとゲートが開きません。また、期限切れになったETCカードもゲートが開かず、エラーとなります。また、スマートインターを通過しても、通勤割引・深夜割引は対象となります。どこまでが適用できるのかはNEXCOのサイトで確認が出来ます。
5.協力サイト
今回、この原稿を作成するにあたり、写真をぐるぐるアンバランス(旧称:孤独な道めぐり)
http://www.kodoku2005.com/
のhiro氏に提供していただきました。氏の協力に感謝します。
6.参考サイト
wikipedia-スマートインターチェンジ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%
88%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B8
国土交通省道路局|スマートIC
http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/smart_ic/index.html
吉備スマートインターチェンジ
http://www.city.okayama.okayama.jp/toshi/doukei/smart-ic.htm
NEXCO西日本|スマートIC
http://www.w-nexco.co.jp/etc/etc_info/smartic/
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