CD-Rを長期保存せよ。担当:裏辺金好
それを元に色々補足しながら御紹介するのが、この長期保存をするには?という企画です。 といっても、まあ知っている人は知っていますし、最近では、パソコン店に行くとCD−Rの解説もおいてあったりしているします。そう、実はCD−Rには、色々種類があって、それによって色々違いがあります。ところが、パソコンオタクの佐都副所長が「え?CD−Rに種類があるの?」と言ったことから、案外知らない人も多いかも、というわけで、今回は、CD−Rと長期保存の関係についてです。
CD−Rは、表面よりラベル面、保護層、反射層、有機色素、それからデータが記録されるポリカーボネイトの4層に分かれています。このうち、CD-Rの寿命を特に左右するのが、有機色素。一般に熱や光に弱く、溶け出すとポリカーボネイトを駄目にしちゃうわけです。 さて、この有機色素の違いによってCD−Rを分類することが可能なわけです。
って、それはさておき、シアニンの弱点である熱と光への弱さを強化したタイプ。大抵のCD-Rはこれを使用しています。
てなわけです。広島に本社をおく、大手家電量販店デオデオの説明と、日経パソコンと私の見解をごっちゃにして書いてみました。なお、日経パソコンでは、諸条件を考慮すると、どれも大して違いはないと書いています。
そしたら、50年は持つらしいです・・・試算では。 また、今はやりの、直接CDに印刷可能なプリンタブルCDや、またラベルを貼ったCDは余りお勧めできないとか。さらに、最近のCD-Rドライブは、主流となりつつある700MB(音楽なら80分記録)の作成に最適なように設定されているそうで、なるべくなら700MBのCD-Rを使った方がよいそうです。 それから、当然だけど36倍速なんて無茶して焼かないこと。 外国メーカーの10枚300円のようなモノは使用しないにこしたこと無いそうである。日本のメーカーが一番だってね。 さらに、容量のぎりぎり限界まで焼くのは危険だとか。また、CD-Rを焼いている時は、同じパソコンで他の仕事をしたら駄目。まあ、やる人はいないと思うけど。ちなみに、1990年に登場したCD-Rですが、当時のそれは今でも読めているらしいです。しかし、裏辺所長の友人である桜乃さんは2年でデータが消えたという・・・。う〜む、どうなのかなあ。少なくとも、粗末に扱えば、あっという間にデータが消えることは間違いないです。
・CD、今では80分なんて事も可能だったが、元々は74分。これは、CD規格作成当時の大賀典雄ソニー副社長と、偉大なる指揮者、故・ヘルベルト・フォン・カラヤンが、ベートーベンの交響曲第9番が収録できる時間を主張し、この長さにおちついたから。この時、ライバル会社のフィリプス社は価格と技術の面から、60分を主張していたのだが、カラヤンの主張が効いたらしい。ゆえにカラヤンはソニーで崇拝されています。これ、1980年のことです。 |