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オナラのメカニズム〜人体の不思議〜担当:裏辺金好
氷川相談役のコーナーじゃなくて、本当に臭い話です。すなわち、オナラの話。私の先輩からは、宴会ネタにもなんねーよ!と笑われましたが、実際そのメカニズムを皆さん知っておられますか?今回は、これを読んで、理解した上で今後のオナラをしましょう。なお、決して下ネタが書きたいわけではありません。
A 発酵型・・・食物中のセルローズ、炭水化物、脂肪が腸内で発酵。この時にでるガス(主成分は二酸化炭素、メタン)。特に、イモや豆を食べるとでます。ちなみに、意外と臭くはありません。 B 腐敗型・・・臭いオナラです。消化不良時にタンパク質が分解する時に発生します。発生量は少ないですが、これが臭いわけです。主成分は、インドール、スカトール、アンモニア、硫化水素。 で、こういったガスが大体オナラ全体の30パーセントで、残り70パーセントほどは皆さんが口から入った空気。その中でも腸内まで来る窒素です。
なお、信じられないかもしれませんが腸の中には、約1000ccのガスをいつも抱えています。・・・気体で1000ccって、どれくらいか解りませんが。 今回のテーマのオナラも同様。一つ、難しい言葉を学習しました。なお、また臭い話題で申し訳ありませんが、大の方も同じ運動により排泄されます。
実は、サツマイモのデンプンが消化しにくい事がその原因なのです。そのため、それを消化してくれる&オナラを作る腸内細菌が多く発生するのです。腸内細菌は、サツマイモのデンプンが大好物でこれを栄養分にします。こういった人と細菌などの関係を共生といいます。また一つ、生物用語を覚えました。なお、どちらかのみ利益を受ける一方的な2者の関係を寄生といいます。ちなみに、このサツマイモの好きな腸内細菌は善玉菌で、乳酸を出してくれて体によい細菌です。むしろ、サツマイモは食べた方が良いのですよ。 それでも、サツマイモは・・・という人は、日頃から、今はやりのビフィズス菌入りヨーグルト、または海藻、納豆などで胃腸の善玉菌をしっかり補給しましょう。でないと、大腸ガンの原因になります。
やはり絡むのは腸内細菌。ところが肉などの動物性タンパク質を食べて臭いガスを発生させるのは悪玉菌です。そして、インドール・スカトール・硫化水素などの成分や、さらに大腸癌の原因となるものも出します。う〜む、アメリカ人のオナラは・・・・。また、臭すぎるオナラがいつも出るような人は、大腸ガンの疑いがあります。前述のように、日頃から善玉菌を補給しておきましょう。 そんなオナラ、食べてから大体6,7時間後に出ます。人前に行く時にはこれを目安にしましょう。
というわけで、以上、臭いお話でした。 【参考文献】 発掘あるある大辞典 大日本製薬ホームページ 全図解 体のしくみ辞典 マイクロソフト エンカルタ エンサイクロペディア2001 |