RPGツクールでつくーる(1)
ゲームを作ろうシリーズ(2)
担当:岳飛
プログラム開始位置は、そのストーリーにより大きく変化します。そうですね、仮に何か簡単なストーリーを考えましょう。 うーん・・・・かなりベタですが、
父王と兄を家臣に殺され、挙げ句に国を追われ、信頼していた仲間や部下を失い、そして、婚約者たる姫様の居る隣国まで、襲われたという、不幸極まる第二王子の話。コレで行きましょう。
何、大まかなストーリーなんて、別にベタでもいいんです。 問題はどうやって肉付けするか、ですからね。
ここまで、ストーリーの流れが決まると、シナリオライターの脳内はグルグルと回りだし、 様々なイベントシーンや見せ場が浮かんでくる訳ですが、
今回は一人でつくーるをテーマにしたいので、とりあえず、ここまでの大まかな流れをノートに書いてしまいます。
書きましたか? えっと、それではまず。 何から作成するか、を書きます。
最初に作成するのは基本アイテム群です。この作業は面倒なので一番最初にやってしまいます。
基本アイテム群とは、体力回復アイテム各種 魔力とか回復するアイテム各種、各ステータス異常を回復するアイテム各種、何処でも買えて拾える武器防具各種
やっぱり何処でも買えて拾える魔法道具各種、そしてリストの一番最後の方に『イベントの鍵』を数種類作成します。
次にやはり基本魔法を作成します。 魔法を作成したらステータス攻撃やら、 とにかくキャラともストーリーとも直接は関係のない部分を最初に作っちゃって下さい。ダンテやコンシュマー版は制限がありますが、win版は無制限に近いので、適度な所で、いいですよ。
さて、ストーリーの前半部分までのテロップチャートを作成しましょう。 テロップチャートとはストーリー分岐やフラグの管理、重要イベント発生の流れを
解りやすく見るための図案です。普通は四角と菱形と三角や丸を利用して、書いていきます。◇
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◇ アイテムaを持っているか ◇ →yes→ ◇ イベント6起動 ◇
◇ ここ分岐なので ◇ ◇ ◇
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↓ ↓
no フラグ04on
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◇ イベント5起動 ◇ →→→→ ◇ イベント7 ◇
◇ ◇ フラグ03on ◇ ◇
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とこんな感じで管理すれば、ストーリーや分岐の流れは簡単にまとめられます。 また、データ入力前にあらかじめフラグスイッチ管理表やアイテム表、
魔法表なども作成しておくと後々楽になりますし、修正もしやすくなります。最初に大まかなデータやストーリーの流れをノートなどの紙に書き、
その後データ入力をする様にする癖を付ける事が大切な事だと思うのです。魔法やアイテム等を基礎データ或いはシステムデータと言いますが、
これらは場当たり的に作成するのではなくて、計画的に効率よく作成すると、その分の労力をストーリーや数値修正にまわせる様になりますね。
と、ここまでがRPGを作る場合は最初にやるべき事です。
まぁ、人それぞれ自分なりのしやすい作業方法があると思います。 様々なやり方で試してみて、自分なりの作業方法を見つけると良いですね。
次回に続く・・・・。