花粉症のお話(1)予防・対策
担当:裏辺金好

●はじめに

 今回は久しぶりに、大きな特集を組んでみます。テーマは花粉症。いったいこれって何なのか?そして、対策は?スギ以外の花粉は?そんな疑問に、私が答えてあげます!いよっ、さすが所長!

●花粉症の定義

 花粉症の定義についてまず見ておきましょう。広辞苑を引きますと・・・
 ある種の花粉を吸入するためにおきるアレルギー性炎症。鼻炎・くしゃみ・喘息(ぜんそく)・粘膜炎などを伴う(以下略)、とあります。んまあ、あたり前ですね。代表的なのが、スギ花粉とヒノキ花粉で、スギが2月〜3月、ヒノキが3月〜4月のため、この代表例二つにかかってしまう人は、約2ヶ月間も苦しむわけです。このほかの花粉については後ほど詳しく見ます。


●花粉症予防法・対処法

 裏辺研究所では、ごちゃごちゃ言わずに、まずは予防法と対処法についてみていきます。花粉症の詳しいメカニズムなどについては次回。

A.抗アレルギー剤を飲む
 いわゆる、医者に行ってこいです。医者に行って、薬をもらってくる方法です。花粉飛散予定日より10〜15日前ぐらいに受診して薬をもらうのが効果的とか。ほかにも、カネボウなどから市販の錠剤・カプセルの薬もでています。

B.移住する

 馬鹿にするなと怒られそうですが、これも手法の一つ。特にスギの場合は、北海道と青森県は少ないと言われています。どうしても苦しい場合は移住、もしくはせめて短期間でも、これら地域に旅行に行くと、苦しみから解放されます。

C.マスク

 今更言われなくとも、と言う道具ですな。一般的ではありますが、しかし装着してみたところで、相変わらず鼻水が出るからその度にマスクをはずして鼻をかんだり、眼鏡をつけている人は息が上に上がってしまうので、眼鏡が曇ったり、隙間から花粉が入り込むと、色々問題があります。ちなみにユニチャームの超立体マスクは、隙間対策を施して効果が上がっています。隙間があるとね〜、マスクの内側に花粉がついてしまうから、効果が半減してしまうんですよね。

D.甜茶(てんちゃ)
 甜茶は、裏辺研究所の掲示板でも出てきましたね。医師の中にも使用を勧める人もいるそうで、そこそこ効果はあるみたいです。また、長年中国で飲まれているらしく、この前のダイエット茶のような惨事にはならないと思われます。でも何で効くんでしょう?

E.鼻炎スプレー
 個人的にはこれがお勧め。鼻につっこんで、シュッとやるものです。かなり効果があり、苦しいときは手っ取り早くこれをしましょう。ただし、抗アレルギー剤もそうかもしれませんが、長年使い続けていると体が逆に耐性をつけてしまうようです。私は寝る前に一度使用しています。

F.目薬・洗眼薬
 こちらは目のかゆみに対処するもの。元々は眼精疲労に効果的なんですけどね。目薬タイプが代表的ですが、小さな容器に液状の洗眼薬を入れて、それを目にぴったりと押し当てる。そして、そのまま顔を上にして、まばたきをして洗眼する。代表的なものに、小林製薬のアイホンALbがあります。今回購入してみましたが、意外に効きます。いや、マジで! ありがとう小林製薬!

G.体質改善
 こちらは、自分の体そのものを健康にしておくことです。2月のインフルエンザや風邪で、体調を崩すと鼻にも影響が出るようで、花粉症の時に症状が重くなるそうです。なるべく、体調管理に気をつけておきましょう。ちなみに、体質改善には先ほどの甜茶の他、漢方薬もでています。しかし、効くかどうかは使っていないので解りません。

H.その他
 その他の対策として、まず外から帰ってきたら必ず家に入る前に、コートやジャンバーについた花粉を少しでも落としましょう。花粉除去用ブラシもでています。それから、空気清浄機の使用、いや、それよりも家の掃除の徹底。特に家の中には、部屋の隅や、本棚の裏など、普段掃除していないところが多くあって、そこにホコリと一緒に花粉があったりします。普段、掃除をあまりしていない人も、この時期にはしっかりやることをお勧め。特に、引っ越しがない人なんかは、大昔からのホコリもたまっていることでしょうし・・・・。

 また、耳鼻科で「吸入」してくる手もあります。オムロンから、家庭用にも販売してあります。

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