2005年9月9日〜11日 寝台特急「彗星」とのお別れ旅

 この年の夏前に発表された秋のダイヤ改正の概要の中に、私にとっては衝撃的な内容が盛り込まれていました。遂に関西夜行の「彗星」の廃止が現実となったのです。かねて凋落の度合いが激しかったので「来るべきものが来た」のに過ぎないのかも知れませんが、個人の想いとしては濃い青をバックに流星をあしらったヘッドマークが好きで、名前の漢字自体も子供心にお気に入りであっただけに悲しい現実に物寂しい想いが募りました。

 そんな想いを押さえ切れなかったわたくしは、3月の「北陸」乗車で寝台客車が妙に気に入った娘二人を伴って“お別れ乗車”を実行すべくプランの検討を急ぎました。

 この時点でのプランは延岡駅から高千穂鉄道を往復するものでしたが、9月6日の台風14号によって同鉄道がズタボロに被災し運休(その後廃線(涙))となったことから、大分駅から熊本経由で鹿児島中央へと抜けた後、大分駅へと戻ってから「彗星」に乗車して帰るというものでした。

 しかし一度ケチのついた旅は、とことんお天道様に祟られ続けるのでした・・・。
(使用機種:CANON A−T、執筆 平成25年12月17日)
※ この頃、ストロボ使用については昔の感覚のまんまでしたので、眉を顰められる方もいらっしゃるでしょうが何卒ご容赦下さい(詫)


そんな事情で発券は乗車前日です。
既に準備した切符を払い戻して再購入したもの。

▼9月9日(金)


なんと1号車!ディーゼルエンジンの上です(汗)


わたしにしては珍しく電光掲示板を撮影してます

三ノ宮駅に列車が到着しました
この駅には珍しく多くの方のフラッシュが光りました
EF66-50 関 33レ 彗星・あかつき/山陽本線三ノ宮駅(再掲)

▼9月10日(土)


大分までの牽引機にHMはなし!
EF81-413 大 33レ 彗星/鹿児島本線小倉駅

一応、最後尾も撮ってたようです
スハネフ15-19 京キト 33レ 彗星/鹿児島本線小倉駅

隣で留置中の415系まで撮ってます(笑)
クハ411-205 北モコ/鹿児島本線小倉駅

もう一度布団に潜ってから大分へ
記念撮影の親子連れがいらっしゃいました
ED76-87 大 33レ 彗星/日豊本線大分駅

人が居なくなった瞬間に一枚!
HMが大分以南しか付かなかったとは知りませんでした
ED76-87 大 33レ 彗星/日豊本線大分駅

一旦お別れ、帰りに再会・・・の筈でした
スハネフ15-19 京キト 33レ 彗星/日豊本線大分駅

子供達をカボスの椅子に座らせて放置プレイに入ります
先ずは、なんか昆虫のような・・・カミキリ虫やね(笑)
クモハ883-2 所属不明 3002M ソニック2号/日豊本線大分駅

この車両も初対面
クハ814-17 熊クマ 4623M/日豊本線大分駅

懐かしの485系がこんな色になって・・・
クハ481-219 本カコ 列番不明 回送/日豊本線大分駅

地下道をダッシュして編成写真も撮りました
クモハ485-107 本カコ 列番不明 回送/日豊本線大分駅

真っ赤なコーポレートカラーに身を包んだ気動車
キハ200-1 分ホウ 4429D/久大本線大分駅

駅に併設の電留線には運用離脱した475系が留置されています
クハ455-501 分カコ/日豊本線大分駅

反対側にも廻って懐かしさ満載の車両を撮影
クモハ475-33 分カコ/日豊本線大分駅

中線のある駅では編成写真が撮りやすいですね
クモハ815-22 分オイ 4626M/日豊本線大分駅

変な愛称名と思ってた列車に乗り込みます
特急「九州横断特急」って云うんですよね・・・何か変(笑)

荒城の月で有名な駅に到着です
キハ185-1012 分ホウ 1071D 九州横断特急1号/豊肥本線豊後竹田駅


知らぬ間に型式番号が+100されてました(汗)
いろいろと変わってるもんです
キハ147-1030(上) 53(下) 分ホウ 4439D/豊肥本線豊後竹田駅

阿蘇山の外輪山を越えてスイッチバックを降りてきました
キハ185-10 分ホウ 1071D 九州横断特急1号/豊肥本線立野駅

人吉駅に到着し、観光列車に乗り継ぎます


折り返しとなる上り列車が到着です
キハ147-9082 熊クマ 1254D しんぺい2号/肥薩線人吉駅

出発準備を整えます
キハ140-2125 熊クマ 1255D いさぶろう3号/肥薩線人吉駅
 っと、ここまでは小雨は降るものの行程は順調にいっておりました。阿蘇山の光景、球磨川の流れなど車窓を愉しみながら、駅弁を食べながらの長閑な列車旅でした。



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