福井鉄道Ｆ２０００形

福井鉄道標準色で登場したＦ２０００形。
（写真：北府駅／撮影：裏辺金好）

●基本データ

デビュー年：２０２２（令和４）年　※営業運転開始は翌年
運用区間：福武線、えちぜん鉄道三国芦原線

●Ｆ１０００形に続く超低床車両は直線的なデザインに

　２０２３（令和５）年３月２７日より運転を開始した、福井鉄道の超低床車両（ＬＲＶ）で、愛称は「FUKURAM Liner」（フクラムライナー）。アルナ車両の超低床車両シリーズ「リトルダンサー」のうち、最大クラスの「タイプL」がベースであり、車体の長さは２１．４ｍである。

　外観は直線的なデザインが特徴で、塗装は８８０形などで見られる福井鉄道の標準塗装（青、緑、白のカラーリング）を採用。

　車内はロングシートで、モケットは福井鉄道沿線の水の張られた水田や日野川など、豊かな水資源をモチーフにした爽やかなデザインを採用。また、Ｆ１０００形と比べて約２倍の通路幅（１．７ｍ）を確保しているほか、出口付近のつり革は、福井県を代表する「カニ」や「レッサーパンダ」をデザインしたものが取り付けられている。

●細部など

フルカラーLEDを採用した種別・行先表示器
（写真：たけふ新駅／撮影：裏辺金好）

車体側面のロゴマーク
（写真：たけふ新駅／撮影：裏辺金好）