黒部峡谷鉄道
〇解説
黒部峡谷鉄道は、日本電力株式会社が黒部川水系の発電所建設のための資材運搬用鉄道として、1926(大正15)年10月に宇奈月〜猫又間で運転を開始したのが始まりで、1930(昭和5)年8月に猫又〜小屋平間、1937(昭和12)年7月に小屋平〜欅平間が開通した。運営会社は1941(昭和16)年に日本発送電株式会社、戦後の電力再編に伴い、1951(昭和26)年5月には関西電力株式会社に移行し、さらに開業当初から地元の人達を無料で乗せたり、「安全の保証はしない」との条件で、1929(昭和4)年からは運賃を徴収した上で観光客を輸送。
さらに1953(昭和28)年、いよいよ本格的な観光客輸送を行うことになり、関西電力は地方鉄道業法の許可を得て、路線を黒部鉄道として運転を開始。1971(昭和46)年には、関西電力の100%子会社として設立された黒部峡谷鉄道が輸送の任を担うことになり、現在に至っている。ちなみに軌間は762mmの特殊狭軌(ナローゲージ)であり、非常に珍しい。
■保有車両(客車)
▲ハ形 | ▲1000形 |
▲2000形 | ▲2500形・2800形 |
▲3100形 |
■保有車両(機関車・貨車など)
▲BB形 | ▲DD形 |
▲EB形 | ▲ED形 |
▲EDM形、EDR形 | ▲EDS形 |
▲EDV形 | ▲EHR形 |
▲保線車 | ▲貨車 |