万葉線
〇解説
2002(平成14)年に加越能鉄道から万葉線(高岡駅前〜越ノ潟)の運営を引継いだ富山県の第三セクター鉄道。加越能鉄道時代に付けられた路線名(正確には路線愛称名)が会社名となった珍しいものだが、その由来は万葉集編者である大伴家持が、越中国守として赴任していたことに因んだものである。第三セクター転換後は、それまで非冷房の旧型車両だけだった万葉線のイメージを一新し、サービスを向上するべく超低床車両MLRV1000形を続々と投入中。様々な施策により利用客の低迷に歯止めがかかり、乗客数は増加へと転じ2006(平成18)年11月末には、(第三セクター)万葉線開業からの利用客が500万人を突破した。なお、万葉線(路線)は正しくは高岡軌道線(高岡駅前〜六渡寺 7.9km ほぼ全線が併用軌道)、新湊港線(六渡寺 〜 越ノ潟 4.9km)に区分される。このうち高岡軌道線は1948(昭和23)年に富山地方鉄道によって地鉄高岡駅〜伏木港駅が開業したのがスタートである。また新湊港線は、かつては富山地方鉄道射水線の一部であったが、富山新港の建設により分断されたものである。
■保有車両
▲デ5010形 | ▲デ7000形〜デ7070形 |
▲MLRV1000形 |