所長・デュークが少し邪魔するdaikiti親子の東日本ジグザグ紀行

○プロローグ

 さてさて、わが家は毎夏お墓参りに行くのが恒例行事だったのですが、昨年は色々あって行けずじまいになってしまい今年こそはと言う事で車で行く事も考えたのですが、ETC渋滞もあるかとおもい、電車で行く事にしたのはいいですが、家族全員で行くにはやはりコストがかかるって言う事で、自分と息子が行く事になったのが事の発端です。 『息子と2人でいくなら、土日切符つかっていい?』 『まぁ、しょうがないか。いってらっしゃい』 と言う事で今回に限り即答でOK。となったのが、七夕の昼間。。。

 行く日は8月1〜2日と言う事になった。行く日が決まれば膳は急げと言う事で、その日のうちにとりあえず旅行代理店に行き、まずは『あけぼの』のゴロンとシートの空席情報を確認したが、残念ながら満席。。。う〜む。。。と言う訳で、その日はいったん帰宅する事にし、時刻表片手に今まで乗った事に無い区間と列車にどうやって乗るかと言う事を重点的に計画を立てる事に。
 今回の制約条件は途中レンタカーでお墓参りを入れる事。この時間をしっかり安全に確保しつつ、乗り換えは各駅1時間程度で始発駅となるようにセレクト。しかし、お墓は福島県なので、あけぼのが酒田から乗れないとなると、逆はありえないし、強引に直江津当たりまで行って『能登』あたりに乗ってみるかとも、、、ただ、どれも乗り継ぎが厳しい。。。となると、残るは『ムーンライトえちご』この列車の有一の難点は朝が早すぎる事。。。
 さらに、もう一つ、どうしても乗りたかったのが485系を利用した『あいづ』の乗車です。しかし、上野7:24発はなかなか早くて、自宅からだと5時台に電車に乗らないと間に合わない。。。しかし、背に腹は変えられないと言う事で、早起きトレーニングと、妻を説得して駅まで早朝送ってもらう事にして、翌日切符をとることにしました。
 そして、翌日旅行代理店では。。。最近は座席を有る程度自由に選択できるので、お店も空いている事だしばっちり好みの席をセレクトさせてもらった。加えて今回、更なる秘策。交通費は家の補正予算で組まれたので比較的お財布にはお金が残っている。。。夜がしっかり眠れないと次の日が非常に辛いので、ここはグリーン席を確保しようと言う事で空席紹介。確保できると言う事なので、しっかり2名分確保しました。これで、少しは夜はゆったりできるかなと言う事で一安心です。
 さて、行く日の1週間前。所長さんから『来週のあいづ一緒に同行させてください!』というお話の他に『実は、あいづライナーが583系で代走するみたいですよ〜』という悪魔のささやきが。。。

 むむむ。。。これはオプションで入れるしかないじゃろ。。。でも、お墓参りとうまく組み合わされるのかビミョ〜。遅くとも『つばさ121号』には乗らないといけないのでこれまた、時刻表とにらめっこ。。。最悪猪苗代から乗れるようにとりあえず指定席だけはしっかり確保した。
 と言う訳で、いよいよ今回の初日がやってきました。息子が思いのほか早く起きれたのでこれは1本早い電車でスタート出来る事になりました。今回のスタートは京王相模原線の南大沢駅です。
(旅行者:daikiti)

▼8月1日

○第1ランナー 京王相模原線普通 南大沢5:51→調布6:12

○第2ランナー 京王本線快速 調布6:21→新宿6:42

○第3ランナー 中央線快速(E233系) 新宿6:21→神田7:04

○第4ランナー 京浜東北線各駅停車(E233系) 神田7:09→上野7:14


 と、余裕は全くないですが無事に上野に着く事ができました。


 そして、1号車側でちょっと撮影を済ませ、2号車あたりから乗り込み指定した5号車まで車内をテクテク歩いている途中で発車となりました。そして、ここで、裏辺所長とデュークさんと合流できました。

○第5ランナー 東北本線特急「あいづ」(485系) 上野7:21→郡山10:18


 確保した座席は5号車の後より進行方向右側で、常に上り方面の線路が見えかつ、M台車の上。特急車と言えども一番遮音の悪い座席ですが、旅には音も付き物。この音無くしてはやはり485系は味わえないと勝手に思っています。

 それと、もう一つ、車両間通路の鉄板ありますよね。むかしから国鉄型優等列車はこの板が3枚となっているんですが、なぜだか、この3枚の板を見ると、『特別急行』に乗っているんだ!っていう気持ちになってウキウキしてしまうんですね。

 個人的なウンチクはこの辺にして、息子は直ぐに所長とデュークさんと慣れてしまって直ぐにお友達モード!
 しっかり遊んでもらっておりご機嫌でした。車窓を楽しむ以外の楽しみ方を体験して、今まで以上に鉄道旅の楽しみ方を経験したようです。

 それにしても、今回の『あいづ』はなかなかの鈍足ぶりで、赤羽や小山に止まるし速度は早くないし、いささか残念ではあります。まぁ、新幹線開通後はローカル運用主体となり、各駅の待避線は撤去されまくり普通列車を追い抜けないので仕方が無いと言えば仕方が無いのですが、途中1列車しか追い抜かないのはビミョーですね。所々みえる待避線の撤去跡を見ると、昔の映像がフィードバックしてきます。


さて、黒磯では4分停車と言う事で一同ダッシュで撮影に講じます。いや〜。。。今回の旅もダッシュは付き物ですが、夏のダッシュは汗が出るのを見落としていました。一回のダッシュでTシャツがかなりぬれてしまいちょっと気持ち悪いです。次、もし夏の旅行の時は汗対策も必要かなと思ってしまいました。



楽しい時間はあっという間に過ぎ去って行き、あっという間に下車駅の郡山に到着です。


そこにはすでに583系のあいづライナーが1番線(僕的には今の1番線は2番線なんですが。。。)に入線しているではないですか!息子は本物の583系を見るのは初めての事なのでちょっとボケた事言ってます。


当然、すぐさま撮影会の始まりです。6両とはいえ、485系、583系が同じ駅に並ぶのはL特急亡き後。僕にしてみれば30年ぶりくらいの光景です。でも、撮影者はあまりなく自由に構えられてこれまた満足です。(昔はあの場所で撮影したなぁ。。。なんて事を思っていました)


特急「あいづ」は、会津若松へ向けて出発。


後続の列車が583系快速「あいづライナー」。 ここで僕らは、この583系で会津若松、さらに喜多方へ向かう所長さんと、午後から用事があるため横浜へUターンするデュークさんとお別れ。会津若松で折り返す583系快速「あいづライナー」に、せめて喜多方から間に合わせるべくお墓参りにダッシュします。まずは花屋さんで花を調達。駅のコンビニでライターを調達。駅レンタカーで車を調達。もちろんダッシュです。もう汗だくです。。。(こまった)


今回、土日切符のキャンペーンでSクラス(ヴィッツとかFITとかデミオとか)が一日2000円と通常の1/3の価格。タクシーでまわると1万円はかかるのでこれは使わなないと損です。現地まで電車で楽しく移動。そして、現地で小回りの効く車を借りてまわる。これは病み付きになりそうですね。次回、このキャンペーンをやっていたら借りてみようかなと思います。

 で、距離にして20km程度。時間にして2.5時間程度かけてお墓参りを無事にすませ、郡山駅に到着。返却手続きの際、見送ってくれた方が受付をしていて『あれ?もうお帰りですか?』とビックリした様子。それもそのはず、583系に乗る為に無駄足はいっさいせず墓参りだけに集中した結果です。。。

○その頃、所長は・・・。


会津若松駅から喜多方駅へ、会津鉄道から直通してくる快速AIZUマウントエクスプレス号に乗車。使用されているのは名古屋鉄道のキハ8500系を購入したもので、塗装も名鉄時代のまま。見るのも乗るのも今回が初めてです。


そして蔵の街を観光。・・・が、時間の都合でラーメンを食べる間もなく駅に戻ります。トホホ。

○第6ランナー 磐越西線快速(719系) 郡山12:50→会津若松13:56


そして時間を見ると、これは会津若松からあいづライナーに乗れる時間!!となれば行ける切符があるのだから行かなきゃソンソンと言う事で会津若松へ向かう事になりました。


この時期にこの路線を訪れるのはもう15年ぶりなので懐かしかったですねぇ。磐梯山(大きい山)や猪苗代湖(湖)がみえるよってあらかじめ言っていたので、息子は山を見るたびに

息子:あの山こと?
親:ちがう!トンネルをこえてから。
息子:あの山が噴火したらどうする?
親:どうしようもできないからこのまま電車に乗ってる。
息子:いま、ここが噴火したらどうする?(なんか噴火がマイブームらしい)
親:そりゃ、死ぬな。そしたら、電車の旅終わっちゃうよ!
息子:あっそっか。それじゃダメだ!(ってなにがダメなんじゃ???)

 とか色々訳のわからん会話のあげく、先頭に行きたい!と言い出す始末。。。
(う〜ん、この先まだ長いからすわっていたいのだが、、、)

 ま、自分も良く運転席の後ろで眺めていたので、その気持ちはわかるような気がします。しかし先頭に行っても、噴火の話は終わらず、そんな事をしている間に会津若松に到着です。既に583系は入線しています。

○第7ランナー 磐越西線快速「あいづライナー」(583系) 会津若松14:14→郡山15:16


 会津若松についたら、写真は後回しにして、自分たちの指定券の区間変更と所長さんの指定席を確保するため、みどりの窓口へダッシュ(本当にスミマセン by所長)。


 運良く3席分確保出来たので、またまた同行する事になりました。



 ここでは、昔撮影して投稿してある写真で、どこで撮ったとか、当時の思い出話などをさせてもらいました。例えば上写真のような場所とか・・・。


 こんな写真の場所とか・・・。あと、中山宿駅にあったスイッチバックの話とか・・・。


 で、子供はと言うと、所長さんとげんこつを付き合わせて、「いっせ〜の」の掛け声の後に指の本数を言って、数字と指の上がった本数が一致したら手を下げて、先に無くなった方が勝ちという(文章でかくと難しいな。。。)ゲームを楽しんだり、景色を見たり、トイレに行ってみたりしっかりと583系を堪能していました。


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