○プロローグ

 年に一度の息子との鉄旅も今回で5回目となり、息子的にも次は何処に行くの?と随分前から楽しみにしている様子。でも、今年は、なんだかんだでへそくりが貯まらず、どうしようかなぁ〜と思案していたのですが、ひょんな事から息子の友達と言うべきか、息子と同じ野球チームの少年も電車好きと言うことが判り、この3人で電車旅の話で盛り上がり、じゃぁ一緒に行くかい?って事になり今年の計画のコンセプトが決まりました。


 その名も『原点回帰』。


リバイバル急行「西九州&ちくご」乗車紀行写真

 私の電車旅の入り口ははやり『青春18切符』で電車を乗り継ぎ青函連絡船に乗りに行ったり南部縦貫鉄道(上写真)に会いに行ったりしていました。お金がないなら無いなりに知恵を出して今までに行った事の無い路線を制覇するかなと思いました。今まで、東北方面は結構行っていて、残りの東北方面を制覇するにはやはり新幹線を使って現地に入らないとダメなので、今回は、中部か北陸地方と考えていました。


 となると、『ムーンライト』は外せないと言う事で、早速時刻表とにらめっこ。
 この時期のムーンライトは『ながら』と『信州』、『えちご』。そのうちの『ながら』と『えちご』を乗りつげられたらと思い、日本海ルートと高山ルートを調べたら両方なんとかなりそう。でも、この時期の日本海側は雪や風でダイヤが乱れると考え、今回は高山本線ルートで富山、新潟とつなぎ大回りする事に。


 ただ、大回りするだけでは、子供たちも退屈すると思い、途中『快速くびきの』の485系を入れる事にした。
 と言うより入れないと回れなかった。。。

 使えればと言う事で、まずはK観光に切符の手配。今回は二つの『ムーンライト』も無事にとることが出来たので安心してその時をまっていたのだが、、、いよいよ旅行実施日の2〜3日前から西高東低の冬型の気圧配置と強力な寒波がやって来て北陸、東北を中心に大雪と強風でダイヤが乱れている。。。これはマズいな〜。。。全く行けないのはあきらめがつくが、行った先で足止めを食うのはちょっと困る。。。と言う事で、急遽代替え案を構築。

 京都、奈良、亀山を回ってカミンズエンジン搭載のキハ75『快速みえ』を堪能するプラン。名古屋から亀山、伊勢、鳥羽に行き同じくキハ75を堪能し、太多線と高山本線の一部を回るプラン。雪は前日も一向に弱くならず、相変わらず運休の情報があり、これはもう無理と判断して高山を回るプランは中止にしました。


 そして、旅の当日。別のイベントがあり自宅に19時に帰宅して風呂に入って支度をしながら運行情報を見ると、天気は回復傾向。運休の情報もなくなり、、、、う〜む。。。再び悩む事に。。。一緒に行く友達の親に連絡をして今から変更可能かを確認した所、快諾を頂いたので、出発2時間前に再度高山へ向かう計画に変更する事にしました。


 なんだか、毎回旅行前になにかある感じですが、行ってしまえばなんとかするしかないので、後は列車が止まらない事を祈りながら
いよいよ今回の旅のスタートです。
(旅行者:daikiti)

▼12月26日

○第1ランナー 横浜線 各駅停車(205系) 橋本22:21→東神奈川23:04

 今回は、費用を少しでも安くする為に橋本からのスタートです。

○第2ランナー 京浜東北線 各駅停車(E233系) 東神奈川23:13→横浜23:15

 Y君も今まで両親とスタンプラリーや首都圏を中心に電車に乗りに行く事はあっても、今回のような24時間以上も列車に乗りっぱなしになる旅は初めての事で少しばかり緊張している様子。その様子をうちの息子がちゃかしていたりと、2人あわせてテンションが高い様子。

 そして、いよいよ『ムーンライトながら』に乗車です。私自身は167系(だったような)時代の大垣夜行時代に一度利用した以降乗った事のない列車ですね。


○第3ランナー 東海道本線 臨時快速「ムーンライトながら」(183系・189系) 横浜23:36 → 大垣5:55

 乗った車両でも空席はほとんどなくこの日の指定券は売り切れだとか。。。なかなかの乗車率ですね。

 途中からの乗車だったので、シートを回転する事が出来ず結構窮屈な姿勢での乗車となりました。子供たちも色々姿勢を変えてみるもY君にとってみみれば初めての夜行。息子と一緒なので話が弾みなかなか寝付けないようでしたが、小田原に着く頃には眠っていたようです。