作品データ DATA |
ドリームキャスト用ゲーム 1999年
小説版(全2巻) 林譲治 著(角川スニーカー文庫)1999年〜2000年
キサマと闘えることを 神に感謝するぞ!! |
これも、ゲーム用に作られた一年戦争でいくつか設立された実験部隊の物語の1つ。
んで、今度の舞台は、ジオン軍がコロニーを落下させて崩壊状態になっているオーストラリア。、かの地に設立された、マスター・P・レイヤー率いる連邦軍の特殊部隊「ホワイト・ディンゴ」は、オーストラリアに残留するジオン軍との一進一退の攻防をしていたところ、別の地から敗残ジオン軍の特殊部隊が、生物環境兵器アスタロスを持ち込んできた。
これが使用されれば地球の生態系は致命的な影響を受ける(らしい)。そして、ホワイト・ディンゴ隊は、これの阻止に動き出し、一方ユライア中佐率いるオーストラリアのジオン部隊もら、この特殊部隊の狂気の作戦を阻止すべく出撃し、激戦が繰り広げられる。
ホワイト・ディンゴ隊はアスタロスを撃破。一方でユライア中佐側のジオンも撤退しどこかへと隠れ、次の蜂起の機会を伺うと言うところで、この話は終了します。
●見所 Highlight |
・ストーリーはただそれだけですが、人間ドラマは結構面白い作品。
・実に個性的なキャラクターが登場し、中にはオカマのジオン軍将校まで・・・・。また、この作品では20代後半みたいな連中ばかりなので、子供っぽい雰囲気の登場人物はいなく、それどころかジオンにいる、主人公のライバル的な存在であるヴィッシュに至っては、上司が別れた彼女(しかも、かなり海千山千)だったりすると言う、そんな話も絡んでいます。おそらく、ガンダム作品の中で一番、ハリウッド映画のような会話が展開しています。
・また、一機もガンダムが出てこないのも特徴です。ホワイト・ディンゴは、ジムやガンキャノンの量産型で最後まで戦います。
・所詮ゲームのストーリーだろ、とタカをくくっていると、意外に面白いです。ぜひ、小説版をお読みになることをお勧めします。
●登場人物&声優 Characters & voice actor |
マスター・P・レイヤー:山寺宏一 レオン:幹本雄之 ヴィッシュ:平田広明
ニアーライト(←オカマ):置鮎龍太郎 マヤ:小林優子 ほか
●関連書籍・CD/DVD(アマゾン書店より購入可) |