○1981年8月10日〜20日 信州学生村への行き帰り
大学受験を控えた高校3年の1学期、夏の声が近付いてきた頃、写真部の友人が「夏休みに信州学生村に勉強に行かへんか?」と言い出しました。その頃の信州各地には学生村が開村されており、色々な候補地を選んでの提案でした。行こうと決めた以上は善は急げ。親の了解を取り付けたうえで3名で小諸市の『涼風荘』にお世話になることとし、「信州ワイド周遊券」の有効期間や費用面を考慮して現地滞在期間は9日間と決めました。
姫路から小諸と云う何とも面倒くさい道程ですが、友人の1人の「金沢の街を少し散策したい」との希望から北陸経由の往路となり、英賀保駅5時16分発の始発電車で大阪駅に6時55分着、7時25分発の急行「立山1号」で金沢に向かい、金沢駅近辺で昼食後に13時53分発の特急「白山6号」に乗車し18時22分に小諸駅着。そこからバスで『涼風荘』のある地区へ向かうという行程としました。
(使用機種:CANON A−T 執筆 平成24年03月24日)
今や懐かしのワイド周遊券。A券は小諸駅で没収されてしまいました(涙)
白く写っているのは幽霊ではありません。友人の一人が窓に映っているだけです
余談ですが「立山1号」では夏の甲子園に出場した高岡商業の野球部員と一緒でした
1981.08.10 EF70-41 富二 列番不明/北陸本線敦賀駅(車内から)
金沢駅に着いたものの街には遠く散策は断念。また、食事場所もイマイチ良い店がなく、
結局、混雑するであろう「白山6号」の自由席を確保すべく早めにホームに並びました
この頃、北陸急行と快速にはヘッドマークが取り付けられていました
1981.08.10 クハ455-59 金サワ 3335M 快速/北陸本線金沢駅
貨物駅の隅に留置されている機関車。廃車前提の二休であろうか・・・
1981.08.10 EF70-9 敦二/北陸本線金沢駅
またホームを先に進むと、今度は1000番台のトップナンバーがいました
1981.08.10 EF70-1001 敦二/北陸本線金沢駅
結局、昼食は金沢駅の駅弁とし、3名は「白山6号」の車中の人となりました
珍車も車窓に彩りを添えてくれました
1981.08.10 オハユニ61-52 所属不明/北陸本線高岡駅(車内から)
何はともあれ無事に小諸には着きましたが、皆さんは「立山」と「白山」の写真が無いことを訝しく思われる方もいらっしゃろうかと思います。実は、帰省ラッシュとも重なった関係で自由席を目指す利用客が非常に多かったために撮影どころではなかったんですね。それに旅慣れていない2名の友人も放ってはおけないし・・・。金沢駅では僅か3ショットに終わりました。