2012年6月29日〜7月5日:懐かしの急行列車でめぐる北海道一周号の旅など

〇6〜7日目(7月4〜5日) その2

 洞爺駅出発後、「上厚内駅」、「北舟岡駅」と妙に"駅"に拘りを見せた旅の行程が、秘境中の秘境駅「小幌駅」を見逃す筈はないという予想を立てました。あにはからんや小幌駅を最徐行で通過するとのアナウンス!秘境中の秘境駅を堪能させて頂きました。では、駅の光景をご覧ください。






まあ、とんでもない駅でしたね。それでも建物もあるし、人の残照は見られます。
機会があれば降り立ってみたいですが、まあ、それが叶うことはないでしょう・・・。

ここでも駅員さんが歓迎して頂きました/函館本線長万部駅


噴火湾を遠くに望みます/函館本線鷲ノ巣−山崎間


ついに駒ケ岳が近くに見えてきました/函館本線渡島砂原−掛間間
※ 「かかりま駅」の「間」は三ずい偏付ですがIMEは未対応




悲惨な200系新幹線!/函館本線流山温泉駅


終着駅が更に近付いてきます/函館本線仁山−大沼間



ついに函館駅に到着。編成の前後です
(上)スハフ14-502(下)オハネフ25-7 札サウ 9912レ エルム/函館本線函館駅



ここに至っても熱烈歓迎を受けました/函館本線函館駅


(左)キハ281-3 函ハコ 5013D スーパー北斗13号
(右)DD51-1142 函 9912レ エルム/函館本線函館駅


牽引機に戻ってみると、ありゃ?客車がもうおらん(涙)
DD51-1142 函 9912レ エルム/函館本線函館駅


そうして4日間走破し続けたカマも機関区へ帰って行きました
DD51-1142 函 列番不明 エルム/函館本線函館駅


 今回の企画は汽車旅を経験した者にとってはたまらないものでした。また、良き隣人に恵まれて愉しく充実した旅を送ることが出来ました。有難う御座いました。さらに団体客をサポートして下さったJR旅行センター函館支店に皆様を始めとするJR北海道の皆様、本当にお世話になりました。衷心より感謝申し上げます。

 しかしここで少し長くなりますが、これはアカンやろという苦言を敢えて呈します。

 寝台車に乗車していた鉄道ファンと思しき面々が2組程でしたか、パソコン持参でビデオ撮影に興じていました。それだけであれば一見何の問題もない光景に見えるのですが、何が問題かというと、「彼らの動力源(電源)の供給手段」です。普通は自分で充分なバッテリーを事前に準備しておくものと思いますが、彼らの取った行動は、車内(廊下)にある清掃等のメンテナンスのために蓋で覆いをしてあるコンセントに延長コードを挿して電力を得ていたのです。別の日では洗面台横のコンセントを使用していました。ご丁寧にも延長コードを他の客が引っ掛けないようにガムテープで養生までして!

 この行為は明らかに電力窃盗が成立すると考えられます。

 つまり通常、施設管理者等が想定していない使用方法、判り易く云えば、メンテ用の場合は、まず一般利用は想定していませんし、洗面台の場合は、運行時間全てに亘って独占的に利用するといった非常識な行為は想定外です。独占にしてもせいぜい携帯電話や髭そり機の充電が限界でしょう。

 最近の非常識な行為は興を削ぎます。また、普通の感覚では眉を顰めます。鉄道趣味に興じる者として恥ずかしい想いがしました。趣味は神聖で絶対不可侵なものではありません。社会一般の秩序の中で他人に迷惑をかけず、常識的なルールを遵守して初めて趣味に興じる権利が出来るのではないでしょうか?自己の欲求を充足させるために如何なる手段も許されると思ったら大間違いです。

 心当たりのある者は猛省されることを期待します。また、JR社員の皆さんもいくら客だとしても、たとえ願いを申し出たとしても毅然とした態度で「本来の用途ではないので止めろ」と云う、若しくは注意するべきではなかったかと思います。


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