無骨な国鉄181系特急用気動車ラストラン「ありがとうキハ181号」
ここまで、大阪駅から岩美駅までを順に紹介してきましたが、次は営業運転最終日、つまり2010(平成22)年12月23日(水)の9051〜2D「かにカニはまかぜ」を追いかけた際の模様を、一部は紹介済の企画特集と重複しますが、撮影順に一気に駆け抜けたいと思います。(車両番号:浜坂方=キハ181-47、大阪方=キハ181-48 使用機種:CANON EOS20D 執筆 平成26年11月19日)
[ 9051D ] 【 竹野−相谷信号場 】
どこから始めるかと思案の後、竹野駅西側と決めました(再掲)
緩い上り勾配ですが紫煙を噴き上げながら登ってきます
振り返って順光となる上り方も収めます
【 佐津駅 】
待ち受けていた多くのファンの前をゆっくりと通過していきます(再掲)
【 諸寄−居組間 】
どうもここではピンを上手く拾ってくれません(再掲)
ここでも後追いします
[ 回9052D〜9052D ] 【 岩美駅 】
意外なほど空いてた岩美駅
お蔭様でゆっくりと撮影することが出来ました
編成全体も極端に人を気にすることなく撮影出来ました
こちら側のヘッドライトが灯いてれば最高でしたが
先の撮影箇所から急いで走っても間に合いませんでした(涙)
車体そばまで近付いてのローアングルも可能でした
今度は非常にまっとうなアングルで
これを最後に沿線撮影へと向かいます
【 浜坂−諸寄間 】
実際は諸寄駅構内って箇所を通過してますが(笑)
企画特集とは微妙にズレてるコマです
【 餘部橋梁 】
営業運転としては最後の渡りとなります
ぐっと引いて餘部地区全体とセットで
【 相谷信号場−佐津間 】
このポイントでは15、6人が集まってました
個人的には撮影自体は初めてでした(再掲)
【 養父−八鹿間 】
地道を必死に走って何とか追いついた!(再掲)
【 姫路駅 】
八鹿町内から車を国道9号〜312号、更に播但連絡道路を走らせて追いつくか追いつかないかの瀬戸際やと思いつつ、姫路市内でどうにかなるかもと期待を持てる時間帯となるも、次は姫路駅南口のロータリーに空きがあるのかどか・・・。不安は解消されません。駅南大路の信号待ちにイラつきながらロータリーに突っ込むも、案の定、送迎車で満杯!でも、有料駐車場に「空」の表示が!九死に一生とはこのことと思いつつ、駐車場に入庫。大急ぎで機材を取り出してホームへ走りました。どうやらファンお手製の横断幕のようです(再掲)
息を切らしながらも何とか手ぶれを押さえて撮影出来ました(再掲)
最後は本当に短い時間での別れとなってしまいました(再掲)
姫路駅でのエピソードです。車から機材を文字通り掴み出した私は、三脚を装着したまま走りました。休日とはいえラッシュ時間帯の駅。そこに更に多くのファンが集まってたので警備対応の駅員さんが多く出ていらっしゃいました。
私の姿をみた若い駅員さんが「三脚はご遠慮ください。」わたし、「(本音で)混雑の状況は理解してますんで一脚としてしか使用しません。」駅員さん、「そうですか。判りましたのでそれでお願いします。」
非常に頭の回転が速く機転の利く駅員さんでした。わたしも脚を拡げる積もりは一切ありませんでしたし、その意思を即座にご理解頂けたのでしょう。三脚禁止等の張り紙や放送等はありませんでしたが、そうした指示は出ていたのでしょう。その証拠に、その駅員さんは助役の方から三脚使用禁止と云った筈との旨の質問を受けて居られました。しかし、はっきりと「一脚としての使用とのこと了承した」と回答され、助役さんもそれを理解され、それ以上はおっしゃりませんでした。
勿論、わたくしも申告した通りにしてましたし、駅員さん、助役さんもそれを目視したうえで黙認されたことと思います。このような柔軟なご対応には"感謝"の一言しか出て参りません。本当に、最後の営業運転の場で心に染みるご配慮頂き、良き想い出を紡ぐことが出来ましたこと、この場をお借りして感謝申し上げます。
さて次は、いよいよラストランです。