2009年度芦屋基地航空祭
       Ashiya Base Aircraft Festival 2009
●はじめに
 2009年9月27日に航空自衛隊芦屋基地にて芦屋基地航空祭が行われました。今回は早めに出発しましたが芦屋に入ってから想定外の渋滞でオープニングフライトに間に合いませんでした。オープニングフライトが始まった段階では自車の位置は芦屋競艇場前です。このままでは、いつ到着するのか読めません。諦めて競艇場の目立たない端っこに止めて機材を持って歩きに変更です。歩く事、約2km。ようやく会場に到着です。

 会場に入った途端に新田原基地のF−4EJ改の機動飛行が始まりました。おかげで、場所を選定する間も無く機材を慌てて取り出し撮影開始です。飛来したのは新田原基地301隊(ケロヨンですな)のF−4EJ改400号機前回の防府北基地航空祭で素晴しいキレのある演技をしてくれた、あの機体であります。

 今回もやってくれますね〜。ターボ・ジェットの轟音を響かせながら重たいボディーを振り回します。
 尾白鷲の様に塩害に悩まされていた機体では無いので思い切って飛んでますね〜。
 まずは高G旋回中のF−4EJ、400号機
(撮影&解説:kajibooh)

 AGG(対地攻撃)から急上昇に移る400号機。

 高速通過時の400号機

 F−4EJ改の機動飛行が終了したので友人の純さんと合流する為に30エンド側に向かいます。30エンド到着直前に築城基地6隊のF−2Aの機動飛行が始まってしまいました。
(因みに30エンドを場所に選んだのは逆光対策でもありました・・・。)
 飛来したのは例の特別塗装機535号機です。(6隊さんも配慮してくれてますね〜!)

 30エンド手前のカーブ地点で撮影です。相変わらず翼面上コントレイルを発生させてガンガン飛びますね〜。
 記念塗装機(535号機)の急旋回。

 模擬AGG状態で突っ込んで来る535号機。

 同じく2度目の535号機。

 ブラストで後姿を揺らめかせて帰投する535号機。

 F−2の機動飛行が終わりまして、やっと純さんと合流です。今回はお友達で関西からお越しのAさんもご一緒でした。勿論、純さんの彼女さんもご一緒です。カップルの邪魔をするつもりは毛頭有りませんが、やはり羨ましいですね〜。
結婚して20年近くなる私にはカミさんは空気の様な存在になってしまってますからね〜。

 他愛も無い世間話をしていたら次なる飛行展示が始まりました。これから始まるのは救難展示です。
 出て来たのはご存知U−125AとUH−60Jの救難コンビ。先ずはU−125Aが要救助者を発見し、マーカーを投下する所から始まります。マーカー投下を行ったU−125A。

 投下後、我々の前を通過して行きます。
 
 マーカーが投下された場所を旋回しながらUH−60Jが確認します。マーカー投下地点を確認中のUH−60J。

 安全が確認されたらホバリングに入り要救助者を引き上げます。その回りをU−125Aは旋回しながら周辺の安全確認をしています。ホバリングのUH−60Jと監視中のU−125A。

 要救助者が救助されたら引き上げて行きます。そして空中展示が終わりU−125Aが降りて来ました。
 降りて来たU−125A。

 30エンドに陣取った私達は一策を練りました。それは、U−125Aパイロットに対するエンターテイメントの要求です。
前回の防府北基地航空祭の時に美保基地から飛来していたT−400のパイロットに若い女性を使って手を振ったりして応答を求めた事がありました。

 すると、お手振り返しはするは、スラスト・リバーサを作動させて轟音をたててくれるは・・って事をしてくれました。今回もソレ狙いです。30エンドですから「私達でエンターテイメントを起こさせれば駐機位置に戻るまでず〜っとやってくれるだろう。」って算段です。そしてU−125Aが目の前に迫って来ました。すぐそこまで迫って来たU−125A。

 若い女性も今回はバッチリ居ますので万全です。(純さんの彼女さんの事です)

 笑顔・笑顔・お手振り歓迎のアクションを大袈裟に行います。すると、やりました!パイロットがお手振り返しです。
 お手振り返しのパイロット。

 そして・・・、出ました〜!!スラスト・リバーサ展開です。目の前で轟音を発ててくれます。やりましたね〜。
 轟音を発てるスラスト・リバーサ。

 誘導路沿いの観客は全てお手振り状態になり、引き上げるまでパイロットはエンタメをやってくれました。お祭りですからね〜。コレ位有る方が演技者と観客のコミュニケーションの度合いも上がると言うもの。これも航空祭の良い一面ですね〜。エンタメに応えて下さったパイロットの方に感謝・感謝です。