展示飛行は12:25から17:00まで行われ、アクロバットチーム、単機の展示飛行や懐かしの機体等、ジャンルを問わず様々な飛行機が飛び交う。トップバッターは航空業界の注目の的、エアバスA380の展示飛行。燃費のよさと騒音の少なさが売りだが、離陸時の静かさには驚いた。さすがはウィスパリング・ジャイアント(ささやく巨人)と呼ばれるほどだ。
それにしても、このようなすごい機動は航空ショーならではのこと。
お次はアクロバットチームのレッド・デビルズ(赤い悪魔)。赤いスモークを引きながらパラシュートで降りてくる。
「ザ・ブレイズ」(The Blades、刃の意)の展示飛行の一部。
彼らの使用機体はエクストラEA-300LP、複座のアクロバット機だ。塗装はスポンサーのバークレイズ銀行仕様。
本日の目玉とも言える存在、アヴロ・ヴァルカンB-2。冷戦中に開発された爆撃機で、動態保存されている唯一の機体。しかしメンテナンスと飛行免許を取るために膨大な時間と資金が必要で、ボランティアと募金でなんとかファーンボロに出展できた。
ヴァルカンも無事に飛び立ち、歓声があがる。
ユーロファイター・タイフーンの展示飛行。
F-16ファイティング・ファルコンも参戦。翼端からはスモークを引いていた。
F/A-18Fスーパーホーネットの離陸時。しかし滑走路に近寄るとジェットエンジンの爆音が凄まじい。
レッド・アローズの到着。詳細は
別のページにて。
複座型のスーパーマリン・スピットファイアMk.XIXも展示飛行を行った。
こちらはバトル・オブ・ブリテン・メモリアル・フライトと呼ばれるハリケーン、スピットファイア、ランカスターの3機編隊。イギリス本土をドイツ軍からバトル・オブ・ブリテンで守った空軍を象徴する3機だ。
ヤコブレブYak-50を使用するアエロスターズのアクロバット飛行。
コンソリデーテッド・PBY・カタリナの展示飛行。第2次世界大戦中に対潜水艦攻撃機や海上偵察機として使用された飛行艇。ただ、その活躍は長く、現在に至っても消防機として世界中で使われている。
展示飛行が終わると、飛行機は皆本拠地へ帰還する。こちらはホーカー・ハンター。
そしてダグラスDC-6。エア・アトランティークの所有機で、チャーター便にも使われるらしい。
最後にA380がエアバス本社のあるトゥルーズへ帰還する。これにて展示飛行、そしてファーンボロ航空ショーは終了。