熊本城(2017.02.熊本地震後の様子)〜熊本県熊本市中央区〜


○解説

 2016(平成28)年4月に発生した熊本地震によって、熊本城は石垣や建築物が数多く崩壊し、甚大な被害を受けました。今後は長期間にわたって復興に向けた取り組みが進められます。ここでは、2017年2月に撮影した被災後の様子を紹介します。

 それにしても・・・復興には30年かかるかも?という状態。宇土櫓が外壁や瓦に少し損傷があるくらいで無事なのは驚異的ですが、天守は土台の石垣も危険な状態です。西出丸は上部構造物は綺麗に全滅してましたし・・・。
(写真・本文:デューク)

○場所



○風景



櫨方門の近くの写真(清正公の像があるあたり)。石碑がずれてしまっているのが結構衝撃的ではあります。。。


例の飯田丸五階櫓。とりあえず緊急保全工事で崩壊こそ免れていますが・・・。傾いちゃってるし、建て直さないといけないかもしれませんね。


長塀。公式サイトの話だと、「将来の復元に備えて」解体保管するらしいです。この機会に調査して石落と狭間も復元するんですかね・・・。「将来の」とか書いている時点で、復元は相当先の話になりそうですが・・・

東十八間櫓と北十八間櫓のあった場所。櫓は跡形もありません。。。石垣の更なる崩壊を防ぐためか、セメント?で固めています。


不開門の近くの石垣。



棒庵坂を登りきったところから、戌亥櫓を望みます。ここは、石垣がほぼ崩壊していまして、復元なんかできるのか・・・という状態です。


宇土櫓の向こうの建物は完全に壊れてしまいました。



戌亥櫓。こちらも飯田丸五階櫓ほどではありませんが、結構やばい感じです。

西出丸。戌亥櫓のあたりは石垣ごと崩壊。ほかも上部構造物は全滅。

天守閣と宇土櫓。手前の西出丸も含めて・・・なぜか現存遺構である宇土櫓が一番まともな状態で残っている不思議。

宇土櫓。

西大手門。門自体は無事なのですが、周辺の石垣や建物が崩壊していまして、まったく近づけません。

未申櫓。櫓自体は損傷もほとんど見られませんが、西大手門を結ぶ構造物は石垣ごと崩壊。

↑ PAGE TOP