2010年9月20日〜21日 安芸の宮島から北九州へ


本日は山口県周南市より氷川副所長、神奈川県相模原市より馬藤所員を招集し、広島駅で合流した上で廿日市市宮島の厳島神社とその周辺を見学します。

広島県観光の定番である厳島神社、個人的には何度も訪問していますが、いつ見ても非常に美しく感動できます。

やはり朱塗りの柱と白い壁が見事な景観を作り出してくれています。これが厳島神社の美しさを形成してくれていますね。

続いて宮島歴史民俗資料館へ。こちら、1800年代前半の建築と推定される旧江上家住宅を活用したもの。


興味を引かれたのが、こちらの部分。2階建てかと思いきや、よく見るとハリボテ?昔からこのような姿だったのか、それとも火災で焼失したためなのか、良く解りませんでした。ともあれ、とても気になったので入館料を払って裏側へ行って見ました。

なんと1階部分ですら通路になっているだけ。実に不思議な構造です。


続いて、近くの丘に小さな搭が見えたので行ってみました。みると、なんと1523(大永3)年に建てられた厳島神社多宝搭だそうで、国の重要文化財に指定されています。こんな文化財があったとは、恥ずかしながら何度も宮島へ来ているにもかかわらず、全く知りませんでした。

さらに神社の裏側に回ると、国指定重要文化財の宝蔵を発見。室町時代中期の建立で、正倉院と同じく校倉造(あぜくらづくり)です。


そして徒歩で再び丘を登り、五重塔を撮影。やはり国の重要文化財で、1407(応永4)年の建築です。これも朱塗りが物凄く迫力ある美しさを見る者に与えてくれますね。いいデザインだなあ。

五重塔の前に建っているのが千畳閣。豊臣秀吉が、安国寺恵瓊に命じて建立させた建物ですが、着工から10年余、1598年に秀吉死去に伴い工事は中断し今に至っています。

ここでランチタイム。翌日のkajiboohさんとの旅行は見事にラマダン状態でしたが、この日はきちんと、昼食に名物「あなごめし」を頂きました。


さて、在来線(山陽本線)で徳山駅へ向かいます。途中、接続待ちの間に岩徳線のキハ40系を撮影。

見慣れた徳山駅に到着しました。建築当初はステーションデパートとして賑わっていましたが、私が徳山にいた頃には大半の店が撤退し、再活用のために残る店にも退去してもらったにもかかわらず、結局のところ活用策のないまま10年近くが経過しています。


一方で我々が徳山(周南)にいた頃から、徳山駅の改築の話は出ては消えていましたが、いよいよ来年から改築工事が始まるようです。具体的なスケジュールも出ていることから、今度は間違いないのでしょう。

駅前の商店街の様子。左の近鉄松下百貨店が孤軍奮闘していますが、見たところ閑古鳥が鳴いている状態。先行きは厳しい状態で、とにかく何とか商店街の活性化が待たれます。駅舎改築が起爆剤の1つになるといいのですが、そのぐらいでは・・・ですよね。


さて、馬藤所員が昔住んでいた場所を見せようと、周南市の旧新南陽市内を氷川副所長の車で走っていますと、偶然に洋風建築を発見。後ほど調べますと、1928(昭和3)年に建てられた旧日下医院とのこと。国の登録有形文化財に指定されています。

そして、この日は夜間開園&無料で開放されていた周南市立徳山動物園へ。入り口にはD51が保存されています。

どこか痒いのか、ダチョウは首を全力でグルグル回しています。

ホッキョクグマ。これも頼まれてもいないにもかかわらず、自主的にショーをやっている状態で・・・。

こちらはフンボルトペンギンの群れ。何故か1羽、別の鳥が混ざっています。本人(?)は同化したつもりになっているのでしょうが・・・。

ここで水澄所員、八十八所員とも合流し、裏辺研究所オリジナルメンバーで夕食を頂きました。頼んだハンバーグが「付属した石でお好みで焼いてください」とは言うものの、あまりにもベチャベチャ&冷たいのには驚きました。お望み通り、付属した熱い石(小さい!)で一口サイズずつ焼いてみますが、油を引いていないらしく、石にハンバーグの外側がこびりつく始末。

どことは書きませんが、二度とあそこでハンバーグは頼まないことにします。

さて、私と馬藤所員は次なる目的地へ向かいます。が、その前に徳山駅での115系撮影は忘れません。

そして「のぞみ」で約40分弱、あっという間に小倉駅に到着しました。
せっかくなので、ライトアップされた夜の小倉駅を撮影。

疲れているので、早く宿に向かいたいところでしたが、モノレールを見ると松本零士さんデザインの銀河鉄道999ラッピングがやってきていたので、ちょいと撮影。

これにて本日の日程を全て終了。さっさと寝て翌日に備えるのでした。


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