500系新幹線「500 TYPE EVA」
(写真:こだま 岡山〜相生/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:2015(平成27)年(※500系新幹線としては1996(平成8)年)保有会社:JR西日本
使用列車:こだま
運行区間:山陽新幹線
●実物大コクピットを備えたエヴァンゲリオン新幹線
「500 TYPE EVA」は、2015(平成27)年11月7日からV2編成に改装を施して運転を開始したもので、山陽新幹線開業40周年と、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」TV放送20周年を記念してコラボしたもの。アニメの監督を務めた庵野秀明氏の監修と、メカニックデザイナーを務めた山下いくと氏によるデザインの下、エヴァンゲリオン初号機をイメージしたカラーリングが、ラッピングではなく塗装で表現されている。車内は1号車がエヴァンゲリオンの世界観が楽しめる「500 TYPE EVA 展示・体験ルーム」、2号車が「500 TYPE EVA 特別内装車」として改装されており、乗っても楽しい仕様。なお、3〜8号車は通常の座席である。2017(平成29)年3月までの約1年半の運行予定で、博多6:36〜新大阪11:14(こだま730号)と、新大阪11:32〜博多16:07(こだま741号)の1往復で限定運用(※一般の500系で運行することもあるため、運用状況は公式ホームページで確認する必要あり)。
●車内の様子 (解説&撮影:リン)
まずは1号車「500 TYPE EVA 展示・体験ルーム」から。最大の目玉は何と言ってもこの原寸大のコックピット。 どうやら両手部分のトリガー?で実際に操作できるようです。
後方から。
1号車の後ろ寄りは展示スペース。右側(山側)には500系とエヴァンゲリオンの話が、左側(海側)には記念撮影スペースとジオラマの展示がありました。
1号車への入室証と記念品。
次に2号車「500 TYPE EVA 特別内装車」。カーテンは一部にATフィールドが展開。
さらに一部のカーテンには碇ゲンドウ司令官がお馴染みのポーズで登場。カーテン閉めてこんなのが出てきたらビックリします。
客室通路もNERVのロゴをあしらったものになっています。
デッキ周りも徹底していました。客室扉や乗降扉だけではなく、業務用室や機器が収められている部分には「KEEP OUT」などの文字が貼られていました。
喫煙ルームもご覧の通り。さらに喫煙ルーム内の鏡には劇中でタバコを吸っている登場人物が貼られています。誰かは乗車してのお楽しみ。
●外観 (写真:姫路駅 ※特記を除く/撮影:裏辺金好)
1号車:521-7002
「500 TYPE EVA 展示・体験ルーム」を備え、窓が潰され全面に塗装されています。
2号車:526-7004
「500 TYPE EVA 特別内装車」
3号車:527-7003
4号車:528-7002
5号車:525-7004
6号車:526-7202
7号車:527-7702
8号車:522-7002
吉井川を渡る「エヴァンゲリオン新幹線」。
(写真:山陽新幹線 相生〜岡山)