401・403/421・423系
415系の中に混じって常磐線で活躍していた401系。
(写真:水戸線 小山駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1961(昭和36)年元・運行区間:常磐線、水戸線、鹿児島本線、日豊本線、長崎本線、佐世保線
●JR化後も意外と長く活躍
これら諸系列は、1961(昭和36)年6月の常磐線(上野〜勝田)、山陽本線・鹿児島本線(小郡※現・新山口〜久留米)の電化に際し、投入された交直流電車を最初とする。常磐線用は401系・403系、九州用は421系・423系。系式が多岐にわたっているが、要は50か60hzか、とモーターのパワーアップか程度の違いである。その後、これら性能をすべてまとめた上でヴァージョンアップした415系が登場し、以後はそれが増備された。
基本的には同時代の電車である111・113系などと同じ。
また、写真の通り、初期製造車と後期製造車では運転台の高さが異なる。
現在、JR九州では2001(平成13)年に全車が廃車されて現存せず。JR東日本では401系の先頭車と、403系のモーター車が残っていたが、E531系導入に伴い2007(平成19)年に全車が引退した。
●401系などバリエーション一覧
401系低運転台先頭車も、国鉄時代末期には常磐線塗装へ変更されていた。
(写真:常磐線 平駅(当時)/撮影:daikiti)
423系JR九州色。現在は全廃されて現存しない。
(写真:山陽本線 小郡駅/撮影:裏辺金好)
421系旧塗装&低運転台。401系初期車もほぼ同じ。
(写真:鹿児島本線 香椎駅/撮影:mgpc64様 禁転載)
403系旧塗装&高運転台。
(写真:常磐線 上野駅/撮影:daikiti)