会津鉄道キハ8500系


最後まで名鉄時代の塗装で活躍していた。
(写真:磐越西線 喜多方駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1991(平成3)年 /会津鉄道デビュー年:2002(平成14)年
元運行区間:名古屋鉄道線、会津鉄道会津線、JR只見線、JR磐越西線、東武鬼怒川線、野岩鉄道会津鬼怒川線

●名鉄の特急形気動車、会津で最期を迎える

 1991(平成3)年に登場した、名古屋鉄道の特急「北アルプス」用のキハ8500系を購入して導入したもので、2002(平成14)年3月運転開始。塗装は名鉄時代のまま、車内も名鉄時代の雰囲気を残しており、料金不要とは思えない贅沢さだった。

 野岩鉄道・東武鉄道に乗り入れる「AIZUマウントエクスプレス」に使用し、多客期にはJR只見・磐越西線にも乗り入れ喜多方まで足を伸ばしていた。

 なお、当初は3両編成で運用されることもあったが、2007(平成19)年3月に中間車の「8555」が廃車され、2両編成で活躍。しかし、残る車両も2010(平成22)年5月30日に運転を終了した。

 その後、売却先が公募され、キハ8501とキハ8504が栃木県那珂川町にある馬頭運送鰍ェ主宰する那珂川清流鉄道保存会で保存されているほか、キハ8502とキハ8503は「やすらぎの郷 会津村」に展示されたのち、マレーシアのサバ州立鉄道に譲渡されている。

●車内の様子


元々が特急であっただけに、抜群の設備を誇っている。
(撮影:裏辺金好)

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