秩父鉄道5000系


三田線時代の姿を色濃く残す。
(写真:秩父本線 明戸〜武川/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1972(昭和47)年/秩父鉄道デビュー年:1999(平成11)年

●地上専用になった、もと都営地下鉄の車両

 都営三田線で活躍していた6000形を導入したもの。1968(昭和43)年の都営三田線開業と同時に使用を開始した車両で、開業当初は4両編成で帯色も赤色だったが、1970(昭和45)年7月のラインカラー制定に伴い、水色へ変更された。

 同線での営業運転終了後、秩父鉄道では2000系(もと東京急行電鉄7000系)置き換えのために、1972(昭和47)年の都営三田線の日比谷・三田延長時に製造された6000形を購入。系列名を5000系とし、3両編成に組み替えた。三田線ではすべてモーター車であったが三峰口方の先頭車の制御機器を撤去し付随車とする。また、ワンマン対応工事も施工された。それら以外は、都営時代とほとんど変わっていない。

 なお、都営6000形は秩父鉄道以外では熊本電鉄、インドネシアの鉄道に譲渡されている。

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