富士急行8000系
(写真:大月駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1991(平成3)年富士急行デビュー年:2014(平成26)年
●小田急の特急「あさぎり」が富士急へ
2014(平成26)年7月12日に新しい「フジサン特急」としてデビューした、富士急行の特急用電車。小田急電鉄の特急「あさぎり」として活躍していた20000形が、2012(平成24)年3月で引退したことから、富士急行が2編成のうち、20002編成を導入したもの。ただし7両編成のうち、ダブルデッカー車を含む2〜5号車は導入せず、3両編成としている。
入線にあたって、パンタグラフは下枠交差式からシングルアーム式に変更。
また、富士山方先頭1号車(クモロ8001)を定員制の展望車輌として、運転室背後にソファ席と、キッズ運転台を設置。さらに、2号車(従来の6号車)はバリアフリー化対応として、車いすスペースや車いす対応便所が設置され、側面窓については車いすスペース部の窓を拡大しているのが特徴である。
塗装は従来の2000系と同様にフジサン特急に導入されることから、「フジサン特急キャラクター選挙」で選出された44山と一般公募による14山、合計58山のフジサンキャラクターがラッピングされている。
●車内の様子
座席モケットを含めて、カーテンと細部を除けば小田急時代と大きな変更はない。
(撮影:裏辺金好)
1号車の運転席後ろは展望サロンに改造されている。
(撮影:裏辺金好)
●ギャラリー
富士山方の1号車であるクモロ8001
(写真:三つ峠〜寿/撮影:裏辺金好)
2号車であるサロ8101。一部拡大された側面窓が特徴。
(写真:三つ峠〜寿/撮影:裏辺金好)
3号車であるクモロ8051。
(写真:三つ峠〜寿/撮影:裏辺金好)