広島電鉄1000形


1003号以降はカラーリングを一新し、「GREEN MOVER LEX」(グリーンムーバー レックス)の愛称が与えられている。
(写真:元宇品口電停/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:2013(平成25)年

●市内線向けの3連接低床車

 広島電鉄が市内線を走る旧型車両の置き換えを目指して導入した超低床車両で、5100形の3両編成版ともいえる車両。メーカーも同じで近畿車輛・三菱重工業三原製作所・東洋電機製造の3社が担当している。
 
 最初に導入された2編成はそれぞれ愛称が与えられており、1001号がPICCOLO(ピッコロ)、1002号がPICCOLA(ピッコラ)である。さらに、2014(平成26)年に登場した1003号以降は塗装を一新し、「GREEN MOVER LEX」(グリーンムーバー レックス)の愛称が与えられた。

 なお、形式としては2代目。初代1000形は宮島線用の車両で、1922年に導入されている。

●車内の様子


先頭車はクロスシート、中間車はロングシートという、5100形と同様の配置。座席の色は異なる。
(撮影:裏辺金好)

運転台の様子
(撮影:裏辺金好)

●カラーバリエーション


大正期の電車をイメージして赤紫に塗装された1000形第2編成「ピッコラ」。
(写真:原爆ドーム前〜本川町/撮影:裏辺金好)



1001号「ピッコロ」は、2019(令和元)年以降、車体を半分ずつ標準色及び広電バス色塗装に塗分けている。
(写真:日赤病院前〜広電本社前/撮影:リン)

2015年に運転されたフラワートレイン。1008号に広島市が進める「花と緑の広島づくり」に因んだラッピングを施している。
(写真:猿猴橋町〜的場町/撮影:リン)

2016年4月からはイメージを少し変えて1002号がフラワートレインとなった。
(写真:福路町/撮影:リン)

2016年に1001号に施されたTHE OUTLETS HIROSHIMA 広告車両。広島電鉄が開発したニュータウン「西風新都グリーンフォートそらの」にイオンモールが開業させた施設である。
(写真:市役所前〜鷹野橋/撮影:リン)


2021年10月に登場した小説・漫画・アニメ「転生したらスライムだった件」ラッピング列車。1017編成にリムル様が大きく描かれている。
(写真:元宇品口〜広島港/撮影:リン)


2021年11月に登場した1018編成による鉄道アニメ「チャギントン」ラッピング列車。
(写真:本通停留所=1枚目、紙屋町西〜本通=2枚目/撮影:リン)

●試運転時の姿


1001号は試運転時に近畿車輛、三菱重工、東洋電機のPRラッピング車両となっていた。
(写真:十日市町〜寺町/撮影:リン)

1002号は広島の製パンメーカー「アンデルセン」のPRラッピング車両となっていた。
(写真:十日市町〜寺町/撮影:リン)

●七夕列車


2013年の七夕期間に「七夕電車 ひこぼし号」となった1001号。
(写真:紙屋町西〜原爆ドーム前/撮影:リン)

2013年の七夕期間に「七夕電車 おりひめ号」となった1002号。
(写真:紙屋町西〜原爆ドーム前/撮影:リン)

紙屋町西電停で並んだ「おりひめ号」「ひこぼし号」。同時に投入された1001号と1002号だが、色合いが若干異なる。
(写真:紙屋町西電停/撮影:リン)

2014年の「HIKOBOSHI★TRAIN」ラッピングの1001号。
(写真:江波車庫/撮影:リン)

2014年の「ORIHIME★TRAIN」ラッピングの1002号。
(写真:鷹野橋電停/撮影:リン)

2016年の七夕電車は、1007号と1008号がそれぞれ「おりひめ号」「ひこぼし号」として運転。
(写真:舟入川口〜舟入南町/撮影:リン)

●バレンタイン列車


2014年のバレンタインラッピングとなった1002号。
(写真:舟入川口〜舟入南町/撮影:リン)


2015年のバレンタインラッピングとなった1002号。
(写真1枚目:原爆ドーム前〜本川町、写真2枚目:十日市町/撮影:リン)

↑ PAGE TOP