北条鉄道



●解説

 北条鉄道は、兵庫県小野市の粟生駅から兵庫県加西市の北条町駅に至る北条線を運営する第三セクター運営の鉄道。元々は大正初期に播丹鉄道が開通させたもので、1943(昭和18)年に国が買収。戦後は国鉄北条線として運営されたが、国鉄末期に三木線、高砂線と共に第1次廃止対象線区に指定。その結果、1985(昭和60)年に三木鉄道と共に、この北条鉄道が発足した。
 乗車人員は減少の一途をたどっているが、北条町駅を2001(平成13)年に大改築し、2020(令和2)年9月1日には法華口駅の列車交換施設運用開始し朝夕に増便。これに伴い、2022(令和4)年3月13日からはJR東日本からキハ40形を導入し、増便に伴う予備車やイベント列車として活用を開始するなど、活性化に向けた取り組みが続けられている。
 なお、法華口駅本屋及びプラットホームと便所、長駅本屋及びプラットホームは1915(大正4)年築、播磨下里駅本屋及びプラットホームは1918(大正7)年築で、いずれも国の登録有形文化財に指定されている。

 

●車両一覧


▲フラワ1985形
▲フラワ2000形

 
▲キハ40形
 

 

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